幼なじみ攻略法.⑵【川村壱馬】 (ページ23)

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🌻E p i s o d e .60🌻 ページ23

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『何かさ、付き合ったあとの事とか最近よう考えるんよ、』

陣「あー、あんま考えへん方がええと思うけどなあ」

『今の距離感保てると思う？』

陣「無理ちゃう？相手、壱馬やし」

やっぱりか、、、
何せ急にアピールと言い張って少女漫画に出てくる主人公がやりそうなことをやり始めた川村さんやから、きっと恋人らしい事をしたいんやろう。

私には荷が重い…

『いっその事幼馴染じゃない方が良かったな…』

陣「何でやねん笑」

『しんどい、』

机の上に項垂れる。
恋愛ってこんな色々考えなあかんもんなん？めちゃくちゃしんどいやん。

しかも、川村さんは私の事ケツの軽い女じゃないって言うてるし、、思ってるし。

陣「男の痛みはもっとええ男で忘れるって愛理が言うてたやろ、考えすぎんなって事や。」

『ケツの軽い女になる、、、』

陣「壱馬がそんなん思うわけないやろ」

話が一通り終わった所で、川村さんが戻ってきた。

壱「どないしたん」

『んー？恋愛って難しいなって』

机に項垂れる私を見て、心配する川村さん。
1番の悩みの種はあんたやぞ。

壱「考えすぎやって」

そのさ、考えすぎって言うのも何なん？
考えるやろ、周りからの見え方とか自分からの客観視とか…

付き合ってから距離感変わるんが、1番怖い。

『訳わからん』

壱「ちょっとやり過ぎた？」

『何が』

壱「いや、そんな悩ませるつもりなかった」

そうやって言う。
じゃあやり過ぎやろ、めちゃくちゃ悩みまくってるで。

もうちょいペース考えてくれや。