🌻E p i s o d e .57🌻 ページ19
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『そういうのやめてって』
壱「誕生日やから許せ」
許せるか!
こちとら急にアピールして来るようになった幼馴染に戸惑って大変な思いしてんねんで!!
まじでやめてくれ、、、
壱「こうやってくっ付いてゲームすんの憧れあるねん」
『そんなん川村さんやったら誰とでも出来るやん』
壱「そうやなくて、Aとやりたいねんって」
『んなっ!!』
ほんまに面食らう。
少女漫画読んだことない私には荷が重いんやって
壱「ふはははっ」
人のリアクション見てケタケタ笑てるし
なんやこいつ。馬鹿にしやがって!!
"そうやなくて、Aとやりたいねんって"
なんなんそれ。
多分やけど、幼馴染のAじゃなくてほんまは彼女としてのAとやりたいんやろうなって何となーく察してしまう。
『なぁ、』
壱「ん?」
『あの、、、やっぱいい』
壱「何、めっちゃ気になる」
"もし川村さんと付き合ったら今みたいにおれる?"
そう聞こうとして、やめた。
そもそも、付き合ったとして今みたいな距離感でおって川村さんは不満とか無いんかな、って思ってしまって。
世の中のカップルの中にも幼馴染から恋人になった人たちもおるやろうけど、その人たちはどうしてるんやろ。
彼氏の急なアピールに耐えられる?
私は無理。
恥ずかしすぎるし、彼氏やけど幼馴染ってレッテルが剥がれへんのよ。
『恋愛って難しい……』
壱「考えすぎやねんて」
ボヤいただけやのに、川村さんに聞こえてたようでそんな事言われた。
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作者名:16葉 | 作成日時:2023年1月18日 22時