🌻E p i s o d e .54🌻 ページ16
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珠里「川村さんとこ行くんやんな」
愛理「ええなぁ、」
翌日、講義と卒論についてのアドバイスやらを聞いて夕方になった。
そういや、ご飯どないしよ。
出前でもとるか、お寿司食べたい。
そう思いながら、珠里たちと大学内を歩く。
愛理「え」
珠里「うっわ」
そう、正面の門の前に陸先輩がおる。
何で、、何してるん。
レンガの柱にもたれかかって、スマホを操作してる。
いや、素通りしたらええ話なんやけど。
『ええやん、もう行こ。』
今日の私は違う。
川村さんの誕生日やし、ゲームする時間減るし。
はよ川村さんとこ行こ。
そう思っとったのに
陸「A、話あるんだけど」
愛理「A今から好きな男のとこ行くんで無理です」
珠里「これからも無理ですけどね」
関西の女の子ってキツイよな笑
対抗するように私を庇って前に出る2人。
陸「真剣な話。2人とも席外して欲しい」
いつになく真剣な顔で、懇願するように言うた陸先輩。
めんどくさいなぁ。
けど、やっぱり卒業までに仲直りできひんのはなんか嫌で、一方的に謝って誤解解いて川村さんのとこ行こかなって思った。
壱「A、」
愛理「おお!!」
珠里「川村さんおたおめ」
壱「ありがとう」
『どしたん』
壱「はよ会いたいなと思って迎えに来た」
正面入口から川村さんが入ってきて、陸先輩そっちのけで話が進む。
けど、これでよかったかも。
陸「あのさ、」
壱「こいつにちょっかいかけるんやめてもらっていいですか。」
『ちょっ、』
こうなってしまうのはさすがに…平和に解決しようよ、
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作者名:16葉 | 作成日時:2023年1月18日 22時