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結局、陸先輩のメッセージに返事をしないまま年末を迎えた。
愛理「いやぁ1年長かった〜」
珠里「今日で終わりかあ」
『今年もありがとうございました 』
講義が全て終わって、夕方寒さに身を縮めながら3人で大学を出る。
珠里「Aは、今からプレゼント取りに行くんか」
『うん、』
愛理「行ってらっしゃい〜」
珠里「また来年な」
『また来年、良いお年を』
2人は実家で過ごすらしく、大学から出たとこで別れた。
川村さんのプレゼント取りに行って、家帰って蕎麦食べてカウントダウンしよ。
・
〔ご予約のお客様ですね 〕
『はい』
ブランド店のお姉さんが対応してくれる。
〔お品物こちらでお間違いございませんか?〕
『大丈夫です』
〔プレゼント用ですね〕
『はい』
〔彼氏様ですか?〕
『あー、幼馴染です。』
まぁ、男性用のやしそうなるか、
幼馴染にこんなん渡すんって珍しいんかな。
〔良ければ、メッセージカードお付けしますか?〕
『んー、やめときます笑』
〔かしこまりました。お包み致します、お待ちください。〕
プレゼントが梱包されるまで待っている間、スマホの画面を見る。
例のメッセージ画面、既読をつけたのに返事が出来ない。
怖いんだ。
聞かれたことに答えられないし、ボロが出るのは怖い。
〔お待たせ致しました。〕
『ありがとうございます。』
〔良いお年を〕
ショッパーを受け取って、ブランド店を出た。
「A!」
『あ、……陸先輩』
タイミングわっる!!!
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作者名:16葉 | 作成日時:2023年1月18日 22時