🎮E p i s o d e .64🎮 ページ28
.
陸「急にそんなこと言われてもって感じだよね、ごめんね？」
『は、はぁ、、』
陸「けど、その僕の気持ち理解して欲しくて。
それに、Aも僕のこと好きって…！」
Aが俯いた。
泣いてる？
そら、そうやんな。悔しいよな、なんか。
気持ち、踏み躙られたみたいやんな。
3年間気持ちに気づいて貰えず、ほかの女に取られてはっきり言うたら勝手に傷ついて、他の女に気づかされて、今更
"俺のこと好きなら付き合ってよ"
みたいなこと言われて。
そんなんで"はい、わかりました"なんて言えるほど出来てへんよな。
壱「A、」
結局、隠れとくことも出来ず焦りやらなんやらで俺も邪魔しに出ていってしまう。
まぁ、この間言うたし。
"これ以上こいつのこと泣かせたら、黙ってないんで。"って
黙っとく必要なんか、無いやろ。
『………ｽﾞｯ』
Aが鼻を啜った音がした。
Aの手を引いて、腕の中に閉じこめる。
素直に、収まってくれる。
俺の服の裾を掴んで唇噛んでるんやろうな。
陸「2人で話したくてAの事呼んだんだけど」
壱「こんな時間に？こんな寒い日に？」
陸「君、ただの幼馴染でしょ？」
壱「そやったら何ですか。ここまでされても黙っとけって？」
どこまでも腹立つ男やな。
大体、ただの幼馴染じゃ無いけどな。
13年間Aに片想いしてる片想いのエキスパートやけどな？
🎮E p i s o d e .65🎮→←🎮E p i s o d e .63🎮
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 260人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：16葉 | 作成日時：2023年1月18日 22時
