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Angel 33 ページ35

「久しぶり、元気にしてっかー?」

「あ、三ツ谷君!」

「三ツ谷じゃん」


やってきたのは、ペケJランドというペットショップ。三ツ谷さんの声に反応して奥から出てきたお二人も、これまた整った顔立ちをしていて。


…イケメンのご友人は、どうしてこんなにもイケメンの方たちばかりなのか。この世の不思議の一つ。



「_____それで、三ツ谷君の隣にいるのは…」

「ん?オレの彼女」

「………へ?」

「いいなー三ツ谷、どこでそんな美女見つけたんだよ」


サラッとさりげなく言葉を返した三ツ谷さんに、黒と金の長髪の男性が唇を尖らせて即座に反応する。


「……え?いや、あの、え?」

「――フフ、冗談だっつうの。オレみたいな奴が、こんな綺麗でいい子と付き合えるわけねぇだろ。…さっきそこで知り合ったんだよ、な?」

「へ?…あっ、はい…」


こくんと頷いた瞬間、なぜか私は長髪の彼に壁際まで追い込まれていて。

「お姉さん可愛いね、俺と付き合わない?名前は?」

「え、あ、花倉Aです、」

「Aちゃんか〜。連絡先教えて、ほら、LINE交換しよう♡」

「あああ…」


訳が分からず混乱する。確実に彼に流されている気がする。


「一虎くんいい加減にしてください、お客さんですよ!?」

「おい一虎、離れろ」

2人に言われて彼、もとい一虎さんは渋々私から離れたけれど、彼のスマホには私の、私のスマホには彼の連絡先がしっかり登録されていた。


…まあいっか、お友達が増えたと思えば。私のLINEのトーク画面は、家族しか登録されていないという何とも寂しいものだったから。







―――結局、残りのお二人とも交換しました。一虎だけずるい、という何がズルいのかよく分からない理由と共に。


一虎さんはちょっと雰囲気が軽めで、蘭さんに似た気質を感じるけれど、根はとってもいい人みたいで。千冬さん(三ツ谷さんから聞いた)は、動物大好きなとってもいい人。


……うん、私の周りってとってもいい人ばっかりだな。恵まれてます。今日は一気に3人も友達ができて、ちょっと嬉しい。



それにしても猫、可愛いな。私の住んでるマンションはペットは禁止じゃなかったと思うし、隣人さんはいるとは言え、寂しくなる時だってある。


そのような旨を千冬さんに伝えれば、

「猫じゃなくて俺が癒してあげるよ、Aちゃん♡」

と、一虎さんに抱き着かれ、そんな彼を三ツ谷さんが叩いていた。仲、いいんだろうな。

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@じゅら - パクりですか? 似てる作品を知ってるのですが… (11月26日 22時) (レス) @page47 id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして瑠璃と申します。ハッピーエンドかと思いきやまさかの展開でびっくりでした。続編希望します。 (9月5日 16時) (レス) @page45 id: f3335c8e16 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - めっちゃ最高です (2023年1月11日 22時) (レス) id: 395eb4f5e7 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - これってもしかしてお隣の天使様に駄目人間にされていた件っていうのを参考にしてますか? (2023年1月11日 22時) (レス) id: 395eb4f5e7 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃてぇ(プロフ) - 初コメ失礼します。 梵天のメンバーたちが夢主ちゃんに依存?しちゃう感じででもほんわかな感じで三ツ谷君とこのままハッピーエンドで終わるのかなとおもったら最後の最後でバッドエンドで裏切られました。終わり方も切なくていいなと思いました。続編待ってます (2022年10月30日 22時) (レス) @page47 id: ae31029510 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨降り星 | 作成日時:2021年11月3日 20時

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