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「んぅ…―――ん？あれ？」
柔らかいベッドの感触。自分の家のものに似ているようでいて、違うものだった。
バッと体を起こせば、やっぱり見慣れない場所。
「ん？…私、千冬とご飯食べて、お酒飲んで、それから？」
「目が覚めたんですね、Aさん」
「―――千冬？」
「ここは、俺の家です。Aさん、店で眠ってしまったから、ここまで連れて来たんスよ」
それはそれは、ご迷惑をおかけしてしまった。申し訳ない。それにしても高級そうなマンションだな。外の景色からして、かなり高層な気がする。
「ごめん！千冬、すぐ帰るから、すぐに――――千冬？」
「―――どこに、帰るんスか？泊っていけば、いいじゃないですか」
「……泊っていくって、私は、家に…」
やばい。千冬の瞳がギラつくような光を放ってこちらを見据える。手首をつかまれて、ベッドに押し付けられ、動けなくなった。
「…Aさんが好きです。今までも、これからも」
「何言って、」
「俺だけのモノになればいいのにって、ずっと思ってました」
「家に送ってくれるって、言ったのに…っ！」
「バカですね、Aさん。俺が本気で、下心もなしにそんなこと言ったとでも思ってたんスか？」
ツツツ―…と千冬の親指が、私の唇をなぞる。背筋がぞわぞわして、思わず体が跳ねた。
「千冬!!!」
「…っ」
思いっきり大きな声で千冬を呼べば、ビクッとして、動きを止める千冬。そのすきに彼の手を跳ね除けて起き上がり、玄関へ向かう。向かおうとして、
「……三ツ谷君を、探しているんですよね？」
「！」
その足が止まる。私の歩みが止まったことを確認し、なおも追い打ちをかけるように千冬は言う。
「メンバーでもない一般人が、東卍の内部に入り込むのは難しいです。―――メンバー誰かの“女”でもない限り」
「……」
「二人で協力すれば、より目標に近付けるんじゃないスか」
…隆を見つけ出すためなら、どんなことでもするつもりだった。
完全にストップした私に、千冬はいとも容易く追い付いて、後ろから抱きすくめる。
千冬は、腐り切った今の東卍をどうにかしたい。私は、隆を見つけたい。
抱きしめられた状態でゆっくりと後ろを向けば、バチリと千冬と目が合う。
整った顔立ちが少しずつ近づいて――――…
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ま - え、これって駿台模試の英文ですか！？ (2022年5月22日 13時) (
レス) @page15 id: 8b077b9bca (このIDを非表示/違反報告)
わたし - まって、私坂本なんだけどw (2022年5月11日 17時) (レス) @page6 id: 4ecae0ff80 (このIDを非表示/違反報告)
雨降り星(プロフ) - シュウさん» そうなんですよ…時間があればいろんな人のエンドつくりたいとか思うんですけど、話数的に厳しかったり…(´・ω・`)楽しみにしてくださってありがとうございます！ (2021年9月28日 7時) (レス) id: c629cc7e2d (このIDを非表示/違反報告)
シュウ(プロフ) - 夢花さん» この作品いつも楽しみにしています。三ツ谷も千冬もマイキーも選べない！各々のエンド作って欲しいです（土下座（願望なだけなのでご無理はなさらなず） (2021年9月28日 4時) (レス) id: ad2f2b2a8f (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 千冬…………まぁ、可愛いければなんでもいいよね!!!うん!!! (2021年9月24日 18時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨降り星
| 作成日時：2021年9月3日 9時
