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たらたら3 ページ4

約束の日曜日。

「Aの家って超快適だよな!?すっげー広いし、家ん中エレベーターあるしよ〜」

「そうそう、母ちゃん超美人だしな」

「マジかよ、オマエ見たことあんのかよ!?美人なんか!?」

「おう、道で一緒にいるとこチラッとな。ってか娘のAがアレで、母ちゃん美人じゃねえわけねーだろ」


バカ丸出しな会話をするパーとぺーのコンビに、三ツ谷は人知れずため息をつく。こんなぞろぞろと大人数でお邪魔して、迷惑じゃないだろうか、と考えて。


狭くないだろうか、なんて疑問は初めからない。もはや、羨みや妬みの気持ちすら湧き出て来ないほど、美しい豪邸に住んでいるので。



Aの母親は自分も見たことがある。母方の祖父がイギリス人だと言っていたのも納得できるような、思わずハッと息をのむほどのオクシデンタルな美貌を持つ若々しい女性だ。Aと姉妹だと言われても納得できるほどに。まさしく、この娘にしてこの母あり、という感じだった。




そんなことを考えているうちに、いつの間にかAの家はもうすぐそこまで見えてきていて。千冬・場地・パー・ぺー・自分、そして万次郎は何度かこの家に来たことがあるから、この家を見て驚くこともないだろうが、始めて来る河田兄弟や、胡桃にとっては新鮮かもしれない。


現に、アングリーはポカーンと口を半開きにして豪邸を見つめているし、スマイリーですら言葉を失って呆けていた。胡桃だけ謎に、顔を引き攣らせていたのが気になったが。


「…Aちゃんってもしかして、凄い、お金持ち?」

「おー。両親二人とも医者だろ?開業医さんらしいし。父方の家が資産家なんだってよ」

「…そっ、か。――――俺なんか到底、釣り合わないよね」



おずおずと質問したアングリーにそう答えれば、伏し目がちになるアングリー。あえてその言葉の真意は、問わないことにした。



代表して千冬がインターホンを鳴らす。

「Aさん、俺です、千冬です」

『はーい』とAの声がして、石畳の階段を少し上ったところにある金属製の重そうな扉が、ややあってゴゴゴ…と開いた。



「みんないらっしゃーい。…ようこそおいで下さいました」

ひょっこりと姿を現したAが、少しふざけた口調でワンピースの裾を掴み、軽くお辞儀する。



――――ヤバい、可愛い。直視できずに、思わず顔を逸らした。

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キャラメルシュガー(プロフ) - まって..wwこのお話面白すぎて夜中なのに爆笑してしまったwww作者さん神‼️ (2022年8月18日 0時) (レス) @page18 id: 9b02bb5cbf (このIDを非表示/違反報告)
雨降り星(プロフ) - 全部千冬が引き継ぎます!! (2021年9月3日 10時) (レス) id: c629cc7e2d (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - あとなんか知らんけどバジリスクが4ぬとこめちゃ冷静でした丸 思い言え無くて残念だったねバジリスク…君の無念はきっと千冬が果たしてくれるよ多分! (2021年9月3日 9時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
雨降り星(プロフ) - なのはさん» なんか壮大なストーリーが始まる予感…っ!! (2021年9月3日 9時) (レス) id: c629cc7e2d (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 雨降り星さん» そう…これが…黒い衝動の始まりだった…(((おやめなさい (2021年9月3日 9時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨降り星 | 作成日時:2021年8月21日 0時

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