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福「！！…っ、ホンマにありがとう！」
着ていたスーツをバサッと脱いで、
私の席の隣に座る。
「え、ここで作業するの？」
福「ん、あかん？近い方がやりやすくない？」
「そ、そっか…分かった」
普段は福本くんの後ろ姿しか見えていなかったのに、
今日は隣にいるなんて。
なんだか集中できなくて困る。
福「このシミュレーションなんやけど…」
基本的に近い、近すぎる。
走ってきたからか、
福本くんの汗っぽい匂いと香水の匂いが
私の鼻をくすぐる。
いかんいかん、集中。
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.
.
時刻は22:30
あれから2時間くらい作業してるけど
まだ終わる兆しが見えない。
集中して資料を作っていると
ガチャっとドアの開く音がした。
振り返るとそこにはコンビニ袋を提げた福本くん。
福「一瞬休憩しよや」
「え、でも…」
福「Aちゃん、ご飯食べてないやろ。」
「…そういえばそうだった」
福「こっち来て。一回休憩挟まんと潰れるで」
集中してて気付かなかったけど、
私のお腹は悲鳴をあげてた。
なので、福本くんが買ってきてくれたご飯を
素直に食べることにした。
福「何がいいかわからんくて、
適当に買うてきたんやけど」
そう言ってはいるけど、
なぜか私の好きなものばかり入っていた。
「なんでこのチョイス？」
福「んー、研修ん時食ってたもん思い出して、
ここらへんやったかなぁ？って予想した」
さすが仕事ができる営業マン。
よく人のことを観察し、覚えているんだなぁ。
ありがたくサンドイッチを頂く。
福本くんはインスタントの油そばを食べていた。
福「Aちゃんと会社でこうやって話すん、
久しぶりやなぁ」
「研修ぶりだね」
福「隣の部やのに、全く会わへんもん！」
「それは福本くんがいつもいないからだよ〜」
そう言うと彼は、むっとした表情に変わった。
福「なんやその、福本くんて。」
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クサズのエクボにハマりたい(プロフ) - 5秒のまっさん想像してもうギュンギュン (2022年4月16日 16時) (
レス) @page17 id: b885ecfa48 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 5秒ファンサの正門くんですね？！最高です(；；)♡ (2022年4月16日 1時) (レス) @page17 id: 19a0d7c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
千紗(プロフ) - くまさん» くまさん、コメントありがとうございます！いつもああじゃないこうじゃないと言葉遣いには悩まされているので、そう言ってくださると本当に嬉しいです🥲♡これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします ◡̈ (2022年3月30日 2時) (レス) @page14 id: f0313b62fd (このIDを非表示/違反報告)
くま - 毎回お話楽しみに拝見させて頂いてます！今まで見たAぇさんの小説の中で1番リアルに見えるというか、言葉遣いがまんますぎて毎回天才だなぁと思いながら見ています(笑）これからのお話も楽しみにしております🥰 (2022年3月29日 16時) (レス) id: 0f63c42052 (このIDを非表示/違反報告)
千紗(プロフ) - すずさん» すずさんありがとうございます…！いつもくださる言葉が嬉しすぎて、感謝感激です🥲『6月の花嫁』に関しては、幸せな小島くんのお話を書きたいと思って書いてみました。あとは皆さまのご想像にお任せいたします◎ (2022年3月29日 2時) (レス) id: f0313b62fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千紗 | 作成日時：2022年3月23日 21時
