恋の罠 Y.M ページ15
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『恋の罠』 正門良規
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「これと、これをひとつ」
メニューを指差し、注文をする。
店員の男の人は注文をメモを取っている。
正「順にお持ちしますね」
今日は久しぶりに会う友人とディナー。
いつもよりちょっと雰囲気の良いレストランに来た。
店内は広くて、少し暗くお洒落な雰囲気で
スタッフもシャツに黒い腰エプロンとスマートだ。
その時は彼のことなんて、
まるで意識していなかった。
友人がトイレに立った時
ふと1人のスタッフがこちらに来て
私に二つ折りの紙を渡して行った。
伝票かな？と思い紙を開くと
そこには
『080-###-####』
と手描きの文字。
え？
ぱっとスタッフの方を見ると
自分のネームプレートを持ち、にこりと微笑んで
正「正門っていいます」
突然の自己紹介に
何が起きているのかわからず呆然としていると
正「覚えて帰ってくださいね」
そう言って去ってしまった。
…これは世に言うナンパというもの？
あまりにスマートすぎて気が付かなかった。
確かに雰囲気はカッコよかったけれども…
第一、あんまり電話とか苦手だしなぁ…
申し訳ないけど、スルーさせてもらおう。
その後、また彼がテーブルに来るのではと
ヒヤヒヤしていたけどそんなことはなくて。
料理やドリンクが運ばれてくるけど
彼とは違うスタッフさんがやって来る。
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福「まーたやったな」
正「ん？何のこと」
福「何のこと、ちゃうねん。とぼけんなや」
正「ははっ、そう怒んなや」
福「そうやってバイト中に女の子ナンパして、
ほんまにまっさん遊び人やな」
正「ええやないの、何事も楽しまな。なあ？」
福「いつか刺されんで」
正「はー、怖」
福「てか、今どき古ない？電話番号て」
正「それがええやんか。
そもそもメールとか続かへんしなぁ」
福「さいっあくや」
正「でも見てや今日の子、可愛ない？」
福「んーーー見えへん、
…あぁ、まっさん好きそうやな」
正「ええな思って、つい。」
福「つい、が早すぎるて」
正「あ、大晴。これ9番テーブル持ってって」
福「…あの子のとこやん。まっさん行かんの？」
正「んー。まだ行かんとこ。」
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クサズのエクボにハマりたい(プロフ) - 5秒のまっさん想像してもうギュンギュン (2022年4月16日 16時) (
レス) @page17 id: b885ecfa48 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 5秒ファンサの正門くんですね？！最高です(；；)♡ (2022年4月16日 1時) (レス) @page17 id: 19a0d7c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
千紗(プロフ) - くまさん» くまさん、コメントありがとうございます！いつもああじゃないこうじゃないと言葉遣いには悩まされているので、そう言ってくださると本当に嬉しいです🥲♡これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします ◡̈ (2022年3月30日 2時) (レス) @page14 id: f0313b62fd (このIDを非表示/違反報告)
くま - 毎回お話楽しみに拝見させて頂いてます！今まで見たAぇさんの小説の中で1番リアルに見えるというか、言葉遣いがまんますぎて毎回天才だなぁと思いながら見ています(笑）これからのお話も楽しみにしております🥰 (2022年3月29日 16時) (レス) id: 0f63c42052 (このIDを非表示/違反報告)
千紗(プロフ) - すずさん» すずさんありがとうございます…！いつもくださる言葉が嬉しすぎて、感謝感激です🥲『6月の花嫁』に関しては、幸せな小島くんのお話を書きたいと思って書いてみました。あとは皆さまのご想像にお任せいたします◎ (2022年3月29日 2時) (レス) id: f0313b62fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千紗 | 作成日時：2022年3月23日 21時
