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二宮が笑った。
「潤くん、心配しすぎ。
ワタシはあったかい部屋で、ケーキ食べながら仕事してるんだよ？
こんな贅沢してて、寝込むわけないでしょ」
膨大な作業をこなすために、ろくな食事も睡眠も摂っていないというのに、二宮には自分の身を削っている自覚がないのか、自分を皮肉る始末である。
松本は、無自覚な天才に嘆息した。
コントロールルームのドアの外が賑やかになった。
前室から「電車ごっこ」の並びそのままに連なって入って来た櫻井、大野、相葉の三人を見て、二宮が呆れた顔をした。
「天然コンビのおふざけに、まさか翔ちゃんまで乗っかるとはね」
これに憮然としたのは、櫻井と相葉だ。
「俺はふざけてなんかないぞ！」
「俺だってふざけてないもん！」
「おいらも(笑)」
二人に倣って大野も一応反論したが、ニコニコしながら「電車ごっこ」していた相葉と大野については、正直怪しいものである。
大野は、二宮が松本に肩を揉んで貰っているのを見て、トテトテと彼の前にやってきた。
身体を屈めて、椅子に座っている二宮と顔の高さを合わせ、正面からじっと見つめる。
「なんなんすか」
パーソナルスペースのギリギリまで迫られ、二宮が思わずのけ反ると、大野は形の良い眉を微かに寄せ、子どもをたしなめるように言った。
「また徹夜しただろ」
「…寝ましたよ、ちゃんと」
「その顔じゃ、せいぜい二、三時間でしょ。
ダメじゃん。
頭脳労働なんだから、ちゃんと寝て、頭を休めないと。
これ終わったらソッコーで寝ろよ？」
大野は、口を尖らせている二宮の頭をクシャッと撫でて、身体を起こした。
「俺なんか、もうずっと毎日八時間睡眠。
超健康的」
ふにゃっと得意げに笑った大野だが、松本と相葉がすかさず異を唱える。
「マジで？
そう言うわりには痩せたんじゃない？」
「だよね！
さっきギュッってしたら、ゴツゴツした。
ちゃんとゴハン食ってんの？」
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kotorix(プロフ) - きんにくさん» きんにくさん、「なんちゃって警察パロディ」の拙作をお気に召していただき、大変光栄です(*^^*)有り難うございます！深く考えずに伏線を張ってしまっておりますので、これから回収方法を考えねばいけません。課長の正体もやがて明らかにな………る予定です(笑) (2020年10月23日 8時) (
レス) id: 5cfd22b9da (このIDを非表示/違反報告)
きんにく(プロフ) - kotorixさん、わたしこのお話大好きです(泣)緻密なストーリーと、軽やかなメンバー同士の掛け合いがもう絶妙すぎて高級すぎて、これ本当に無料で読んでいいのですか？とゆう感じです。こんなに素敵なお話をありがとうございます！ご無理のないようにと願います！ (2020年10月21日 21時) (レス) id: 5ecbcae595 (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - ひかるさん» ひかるさん、大変長らくお待たせいたしました。もっともらしく書いておりますが、完全にフィクションでございます(^◇^;)課長の正体や課長代理との過去など、張った伏線をきっちり回収するよう努めます。拙い物語ですが、これからもよろしくお願いいたします！ (2020年10月5日 8時) (レス) id: 5cfd22b9da (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - KotorixさんMISSIONもまた続きが読めて嬉しいです。kotorixさんの知識の深さにはいつも凄いなと思いながら楽しく読ませて頂いています。大野さんの正体が何なのか気になります…！ (2020年10月5日 3時) (レス) id: d6343d5c60 (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - みみさん» みみさん、あまりにも久々の更新にもかかわらずお読みいただき有り難うございました。小さい部屋でちんまり捜査会議をしておりますが、この先はスリリングな展開を予定しております。伏線を全て回収するべく頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年10月3日 9時) (レス) id: 5cfd22b9da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kotorix
| 作成日時：2019年5月25日 17時
