１０８．お待たせしました ページ9
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「ピンクかよ！
なんでピンク？
イエローはともかく、ピンクは１００％女子だろ！？」
潤くんが速攻で抗議したが、相葉さんは「ヒーロー戦隊ならね」と笑って取り合わない。
「ホントは紫が一枚だけあったんだよ。
だけど松兄とかぶっちゃうから」
「紫？
松岡さんと？？？」
「うん。
だから喧嘩にならないように二人とも他の色にした。
潤はショッキング・ピンク。
松兄はショッキング・オレンジ！」
相葉さんの中では、松岡さんと潤くんの色は「紫」らしい。
翔さんは赤で、俺が黄？
どうやって決めたんだろ。
「えー。
どっちもショッキングかよ。
目がチカチカしそうだな。
俺、オレンジの方がよかったかも」
潤くんは、眩しいほどのピンクに目をパチパチとしばたたかせながらぼやいた。
「その色、潤に絶対似合うって。
両袖の黒がアクセントになってて、超クールだぜ。
それに、ここだけの話だけど、オレンジよりおススメだよ」
相葉さんが口元に手をやって、こそっと言った。
「ホントに？」
「うん。
松兄には、昨日のうちにオレンジの方を渡したんだよ。
本人はまんざらでもなさそうだったけど、俺にはレスキューの人にしか見えなくてさ。
あれを着て浜を歩いてたら、ライフセーバーに間違えられて、おちおち遊んでいられないかも」
ライフセーバーだと勘違いされて、誰かが遊泳区域のブイを越える度にお声が掛かるのも、確かに落ち着かない。
それを聞いた潤くんは腹をくくったようだ。
「やっぱ、俺、ピンクでよかった。
相葉さん、ありがと」
「どうしたしまして。
で、俺はコレね 」
相葉さんが手に取ったのは、明るい綺麗な緑色の一枚。
脇から袖の内側にかけて太い黄緑のラインが入っていて、色合い的にエコロジーな感じが相葉さんらしい。
「おお、爽やか〜」
「似合ってる」
「しっくり来るねぇ」
さてさて。
こんな俺らのやり取りを、大人しく見ていた領。
相葉さんが領の前にしゃがんで、ニカッと笑った。
「おまたせ、領。
いよいよ領の番だよ。
はい、どうぞ ♪」
小さな手に渡されたのは、トリコロールカラーの可愛い包み。
領の分だけ特別に包装して貰ったらしい。
「あけていい？」
「もちろん」
ワクワクした顔の領が、細い指で包みをそっと開ける。
出て来たのは、鮮やかな水色のラッシュガード。
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kotorix(プロフ) - satoshiikoさん» satoshiikoさん、その通りです！今、誤字脱字その他の最終チェックをしておりますので、もうちょっとだけお待ち下さいね〜♪ (2014年9月7日 13時) (
レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 次パートはパスが取れるのを待っていればいいのかな？ (2014年9月7日 13時) (レス) id: 48c930074b (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - satoshiikoさん» satoshiikoさん、はやい！ついに追いつかれてしまいました〜！本当に有り難うございます。通しで読んでいただくと、思いつきで書いてるのがバレバレですね(^_^;)このあと次パートに更新する予定ですので、引き続き宜しくお願いいたします♪ (2014年9月7日 12時) (レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - 美夏(´･∀･`)さん» 美夏(´･∀･`)さん、はじめまして♪コメント有り難うございます。おお、リアル桜荘ですか(^_^)昭和な感じがしますね〜♪「桜の木〜」のシリーズは随分長い物語になりましたが、今回は一応完結編のつもりで書いています。最後までお付き合い下さると嬉しいです♪ (2014年9月7日 12時) (レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 翔ちゃんのお口いっぱい頬張る描写とか、おかしくって楽しくて、149まで読み終わりました。また次を楽しみにしています。 (2014年9月6日 9時) (レス) id: 48c930074b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kotorix
| 作成日時：2014年7月19日 16時
