１４２．side A ページ43
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潤が小さな背中をポンポンと優しく叩いていると、領は今にも目を閉じてしまいそう。
「そうだよなぁ、眠いよな〜、ふふっ ♪」
リーダーと同様、領が起きている時間には殆ど帰って来れない潤。
洗い上がりのツヤツヤの髪を撫でながら、ここぞとばかりに役得を楽しんでる。
「智くん、お疲れ様」
靴を脱いでいるリーダーに、翔ちゃんが優しく声を掛けた。
「疲れたでしょ。
…大丈夫？」
「うん」
遠慮がちに気遣う翔ちゃんを見てハッとした。
そうだ…
リーダーはきっとまだ晩ご飯食べてないんだ。
リーダーの十二指腸潰瘍、治りがあんまり良くなくって、まだ完治してないって翔ちゃんから聞いた。
お腹が空っぽの時に痛みが出ることが多いらしいけど、痛くなったりしてたらどうしよう。
長時間拘束されていた松兄と俺は、実は六時前に幕の内弁当が出た。(汗)
マジに申し訳ない気持ちでいっぱいだよ！
「お風呂入る？」
「いや、松兄と相葉ちゃんの後にするよ。
俺はそんなに汗かいてないから」
「そう？
じゃ、あなたは先にご飯だね。
カズの作ったビーフシチュー、超絶美味だよ」
俺、警察を出たときはクッタクタだったんだけど、リーダーからカズがシチュー作って待ってるって聞いて元気が出たんだよね。
カズが作るビーフシチューってお世辞抜きにかなり美味い。
二代目賄い人のカズは予備校講師としても忙しいので、圧力鍋を駆使した時短料理が得意なんだ。
リーダーがニコッと微笑んだ。
「そいつは楽しみだな」
そして俺ら便利屋コンビを振り返って言った。
「松兄と相葉ちゃんは、シチューと風呂、どっちを先にする？」
松兄が先に風呂に入るだろうと思って「俺、シチュー」と答えようとしたら、松兄がそれに被せるように言った。
「この格好だから、まずは風呂だな。
おい、相葉、行くぞ！」
「えっ！？
行くぞって、もしかして一緒に入るつもり？？？
やだよ、俺！！」
俺が悲鳴を上げると、松兄にギロリと睨まれた。
「バカ野郎！
その方が早いだろうが！
多少窮屈でも、交代で洗えばノープロブレムだ。
ほれ！ちゃっちゃと行くぞ！」
えーっ！！
俺には拒否権がないのかよ！
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kotorix(プロフ) - satoshiikoさん» satoshiikoさん、その通りです！今、誤字脱字その他の最終チェックをしておりますので、もうちょっとだけお待ち下さいね〜♪ (2014年9月7日 13時) (
レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 次パートはパスが取れるのを待っていればいいのかな？ (2014年9月7日 13時) (レス) id: 48c930074b (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - satoshiikoさん» satoshiikoさん、はやい！ついに追いつかれてしまいました〜！本当に有り難うございます。通しで読んでいただくと、思いつきで書いてるのがバレバレですね(^_^;)このあと次パートに更新する予定ですので、引き続き宜しくお願いいたします♪ (2014年9月7日 12時) (レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - 美夏(´･∀･`)さん» 美夏(´･∀･`)さん、はじめまして♪コメント有り難うございます。おお、リアル桜荘ですか(^_^)昭和な感じがしますね〜♪「桜の木〜」のシリーズは随分長い物語になりましたが、今回は一応完結編のつもりで書いています。最後までお付き合い下さると嬉しいです♪ (2014年9月7日 12時) (レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 翔ちゃんのお口いっぱい頬張る描写とか、おかしくって楽しくて、149まで読み終わりました。また次を楽しみにしています。 (2014年9月6日 9時) (レス) id: 48c930074b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kotorix
| 作成日時：2014年7月19日 16時
