１１８．直撃 ページ19
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アタフタしてる翔さんの後ろから、着替え終えた大野さんが登場。
こちらも鮮やかな青いラッシュガードがよく似合ってる。
それにしても、うっすいなぁ…
腕や足には細いながらも筋肉が綺麗に付いてる。
でも、肩や肘が尖ってるし、胸板がとにかく薄い。
成人男子用として一番小さいサイズのラッシュガードが、ピッチピチどころか、かなり余ってる。
大野さんは翔さんを見て微笑んだ。
「ふふっ。
お揃いだね」
翔さんは、ペアルックを意識してるのか、何だかぎこちなく「う、うん」と頷いた。
「その色、翔くんに合ってる。
『情熱の赤』だね」
「ありがと…(照)
智くんも似合ってるよ。
何て言うか…高潔な感じの色だね」
翔さんの言葉に大野さんが苦笑する。
「高潔かぁ…
完全に色に負けてるな」
「そんなことないよ。
……あなたそのものの色だよ」
「ふふ。
そうなるように頑張るよ」
「えっ！
それ以上頑張らないで。
智くんは頑張り過ぎなん―――」
翔さんの言葉はパッコーンッというマヌケな音で遮られた。
「イテッ！」
後頭部を押さえた翔さんの足元に転がっているのは、黒い男物のビーチサンダル。
「ったく、誰だよ！
痛ってぇな！」
涙目で振り返った翔さんに、ビーチパラソルを立てる穴をせっせと掘っていた松岡さんが、スコップを片手に「俺だ」と言った。
「馬鹿野郎！
炎天下でメロドラマやってんじゃねぇよ。
やるなら日陰でやれ」
ハッとした翔さんが大野さんを振り返った。
眩しく輝く太陽の下、当然のことながら直射日光が大野さんを直撃してる。
顔や首筋には玉のような汗。
「わわっ！
智くん、テントに入って！」
翔さんは大野さんをテントの中に押し込むと、クーラーボックスの中からスポーツドリンクのペットボトルを出して手渡した。
「今すぐそれ飲んで！
干上がっちゃう！」
「大袈裟だよ。
これぐらいの汗で」
「いいから！」
大野さんが渋々ペットボトルのキャップを捻ると、領が相葉さんと一緒に戻って来た。
領は嬉しそうに大野さんの前に行くと、濡れた掌をそっと広げた。
「お父さん、これ見て！」
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kotorix(プロフ) - satoshiikoさん» satoshiikoさん、その通りです！今、誤字脱字その他の最終チェックをしておりますので、もうちょっとだけお待ち下さいね〜♪ (2014年9月7日 13時) (
レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 次パートはパスが取れるのを待っていればいいのかな？ (2014年9月7日 13時) (レス) id: 48c930074b (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - satoshiikoさん» satoshiikoさん、はやい！ついに追いつかれてしまいました〜！本当に有り難うございます。通しで読んでいただくと、思いつきで書いてるのがバレバレですね(^_^;)このあと次パートに更新する予定ですので、引き続き宜しくお願いいたします♪ (2014年9月7日 12時) (レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
kotorix(プロフ) - 美夏(´･∀･`)さん» 美夏(´･∀･`)さん、はじめまして♪コメント有り難うございます。おお、リアル桜荘ですか(^_^)昭和な感じがしますね〜♪「桜の木〜」のシリーズは随分長い物語になりましたが、今回は一応完結編のつもりで書いています。最後までお付き合い下さると嬉しいです♪ (2014年9月7日 12時) (レス) id: 66db8230c5 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 翔ちゃんのお口いっぱい頬張る描写とか、おかしくって楽しくて、149まで読み終わりました。また次を楽しみにしています。 (2014年9月6日 9時) (レス) id: 48c930074b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kotorix
| 作成日時：2014年7月19日 16時
