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Side 風磨
やっと挨拶出来る順番が回って来たよ。
「二宮くん、お疲れ様です。めちゃくちゃ楽しかったです！gimmick gameの指舐めるやつ、俺も真似したいです！」
「ありがと。あれね、俺の専売特許だからダメ。笑」
「お疲れ様でした！楽しかったです！えっと〜、Aさんは風磨くんの先生であって、二宮くんの〜えっと〜・・・
勝利が複雑な顔して聞いてくる。
はは、そっか、Aさんの自己紹介中途半端だったな。
「勝利も松島もありがと。A？俺の妹だけど？」
「えっ？えぇぇ〜！？」
「そんな驚く？同じ顔してるでしょ？双子だし。」
「ふ、双子！？」
「そ、双子。」
あ、でも確かに似てるかぁ〜知らなかったね〜、なんて2人で納得してAさんが着替えに行った方を見て頷き合ってる。
そんな小さい2人がなんだか可愛く見えた。
Aさんは別室から戻ってきたけど、大野くんと喋ってる。
「Aと飯行くんだろ？」
「あ、はいっ//」
それが今日のメインイベントだったりして←コラっ
ニヤける。今日はニヤケっぱなしだ。
顔面筋肉融解しちゃった。
なんて思って前を向いたら勝利と目が合う。
しょ、勝利さん？
勝利が均整の取れた顔を崩し、口角を器用に片方だけ上げた。
…なんでもお見通しみたいな視線を送ってきやがった。生意気だ。勝利が生意気に俺に笑いかける。
「楽しそうですね、いや、超嬉しそう！！風磨くんのそんな顔、なかなか見れないから今日はある意味記念日です。お祝いだ。聡くん、飯行こうか！」
「うっせ！子供は早く帰りなさ〜い」
「風磨くんだってまだピチピチの17歳じゃないですか！子供ですよ！」
「なんのお祝い？風磨くん、今日ずっと笑ってるね〜。」
3人でギャーギャー喋ってると、Aさんが戻ってきた。
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作者名：林檎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
