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Side 風磨
翌朝、いつものように自力で起きた。
スヌーズ機能最高。
シャワーを浴びて目を覚ます。俺の生活リズムが確立されてきたな。
リビングへ行くと、毎朝変わらないコーヒの香りに気分がシャキッとする。やっぱり二宮くん、起きてるし・・・・・二宮くんの寝癖にも慣れたよ。櫻井くんは帰ったようだ。
「おはようございます。今日も早いっすね。」
「はよ。そりゃ、見送りは保護者の義務でしょ。」
「え？俺のためなんすか？え？」
「違ぇーよ。早く飯食って学校行け！」
そう言ってベランダへ向かった二宮くん、耳が赤うございますよ？そっかぁ、やっぱりそうだったか。嬉しいな。ふふふ。
それから3日後、Aさんの帰国に合わせて俺にはしっかり仕事が入った。もう家に着いたかなぁ〜別に会うわけじゃないんだけどソワソワする。
連絡でもくれねーかな？くれねーか…
「さっきから時計見すぎ。何回見ても、早くは終わんねぇよ？」
「べ、別に気にしてねー。」
そう言って慌てて目の前にあった雑誌を捲る。
中島がふふふって笑ってるけど無視だ、無視！
慌てて広げた雑誌は、俺らも載せてもらってるアイドル雑誌。特集ページは嵐さんだった。
慌てて広げた割にはじっくり読むっていう笑
もう来週じゃん、国立。
ファン投票でランキング発表あるんだよ。
俺？もちろん、投票済み。
だいぶ時間かけて絞ったけどね。
絞るって作業が酷だよね〜全部好きだもの。
俺は2日目に鑑賞させてもらう。
Aさんはどっちに行くのかな〜
一緒だったらいいなぁ…
仕事が終わったのは日付を越える前だった。
迷ったけど、明日は学校も仕事も休みだからと言い訳し、結局は会いたいからという理由で二宮家に帰ることに。
がっつり仕事だったけど、Aさんに会えると思ったら急に体が軽くなった。フワフワしてる〜んふふふ〜。←お熱でも？笑
リビングに入ると、二宮くんがビール飲みながらゲームしていた。風呂上がりみたい。この人も髪乾かさないんだよ。
そして、ソファーに愛しのAさん。寝てるし。
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作者名：林檎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
