ベイビーロマンチカ 2 (ページ27)

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Side 風磨

「えぇ、こちらで間違いございません。ですが、決して自主的な通い妻ではなくて依頼を受けての通い妻にございます。その辺、間違われませんよう…。」

「はははは、Aの言うことなら聞くってやつね。お腹減ったーー！」

「そうそう、俺の言うことなんて二の次よ？おっかしいよね～？俺、嵐なんだけんどなぁ～、腹減ったー。」

うぅぅ、2対1。
しかも2人とも弁が立つ。敵わない。

ここは静かに奉仕しよう。
大目に作っておいて良かった。

本日の献立をダイニングテーブルに並べる。
うん、上出来。

「わぁぁぁ、普通に晩御飯。なになに！？得意料理は肉じゃがです♡って売り時の女子かっ！」

ウルセェ。憧れの櫻井くんだけど、煩いよ！
一人で喋り続ける櫻井くんは放っておいて、着席。

「「「いただきます」」」

そうは言うものの、反応が気になって伺う。あ、3人の食卓だけど1人だけ右利きだ。新鮮。笑

「ん？んー、うまい！風磨！
俺の母親より確実に美味い！」

あぁ、お母さんこんなところでディスられてる。
代わりに謝ります。ごめんなさい。

しかし、相変わらずの食べ方。
口にいっぱい詰め込んじゃって。
櫻井くんことリスら井くん。

うちにも一人居るんですよね。
こいつの場合、食べてなくてもリスです。
リス島健人っていいますね。あ、中島です。

前歯のせいかなぁ。

二宮くんは黙々と食べてる。
うん、いつも通り。

櫻井くん、ずっと喋ってる。
面白いから二宮くんと相槌打って、時には笑って。

そしたら急にぶっ混んできたよ、お兄さん。