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Side 風磨
二宮くんは、今日もゲームに勤しんでいる。
俺はAさんから出された課題を片付ける。
本当はすぐにでもAさんのSNSを見たいんだけど、鬼のような量の課題は毎日必死にやらないと終わらない。
俺のスケジュールが少し落ち着いたことを知ってか知らずか←知らなければ本当の鬼だ、閻魔大王だ！
これくらいなら出来るでしょ？
なんて笑顔で言い残していった。
毎日しっかりやって片付く量。
俺、受験終わったんだけど。
あれ？言わなかったっけ。
合格通知見せてなかった？
受験前より多くね？
おっかしいなぁ〜
本当鬼だ。
かわいい顔した鬼。厄介だ。
ソファーを背もたれに課題を片付けてるから目の前に二宮くん。ゲーム画面見ながらニヤニヤしてるし。また何か言われんのか？
どーぞ、どーぞ。
「あれ？SNS見ないんだ？……あ、課題やんないといけないんだー。可哀想〜、受験終わったのにね〜。お前の先生鬼だわー。なぁ？笑」
もうね、他人事だからって楽しみすぎ。大先輩だけど、睨み返して課題に集中する。
「おぉ？反抗期か？怖っ。」
二宮くんの言葉は無視して黙々と課題に取り組む。
案外勉強嫌いじゃないんだよね〜
あと、Aさんに褒めたれたい。単純に。それが一番デカイな。Aさんわかってるなぁ〜
まぁ、この調子で片付いてもすぐに寝ないと明日起きれないな。自分で起きないといけない。
はぁぁ、明日学校の昼休みまでアプリ起動できないな。生殺し状態。
確かに、俺可哀想かも…
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作者名：林檎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
