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Side 風磨
そっから殺陣やったり、客席の方に入ってみたり(Aさんの方へは行けなかったのが残念。)またまたフライング(何回もやる笑)やったり。
で、新曲披露。
演出で雪を降らせたんだけど、夏に雪？って感じだよね笑
でも、その雪を見ながら目をキラキラさせているAさんを見れば、いいじゃんって思っちゃうよね。
アンコールで、Aさんのお気に入り「スキすぎて」を歌った。
喜んでくれてるかなぁって思って見れば、サビの振りを踊ってて、楽しそう。
まさに、はしゃいでる。
これは関係者席じゃ出来ないね。
終わったらAさんに楽屋に来て欲しくて、マネージャーに頼んでおいた。だいたいの席と容姿の特徴を伝えて。
公演終了後、舞台裏で興奮冷めやらぬ感じで出演者同士讃えあった。本当に楽しかったから。
ぞろぞろと楽屋に戻って、スマホを確認していると着信を告げる画面。
！！！
「はい！Aさん！！」
「お疲れ。ってかマネージャーを仕様もない事に使うんじゃないよ！」
「だって、会いたかったし……。」
声は少し小さくなったが、電話越しという状況に調子に乗ってみる俺。
「いやいや、行きませんよ？楽屋にはお邪魔しない主義でね。楽しかったよ、何回も飛ぶんだね？見応えあったよ。」
「ふふふ、ありがと……、ご褒美ちょうだい。」
益々調子に乗る俺。
「はいはい。なんか食べに連れてってあげる。」
「言ったよ？今言ったよ？
約束だからね？」
「はいはい。んじゃね。」
そう言って通話は切られた。
「あっ、もおぉ……。」
でも切れたスマホを見ながらニヤける。
んふふふ、だって約束してもらったもーん。
電話ってなかなか良いもんだな。
なーーんてね？
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作者名：林檎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
