ベイビーロマンチカ 2 (ページ12)

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Side 風磨

朝マックなんか、本当に久々に食べたよ。
なんか限定感があっていいんだよね。
俺、朝弱いから。ほとんど行ったことないのよ。

しかし、Aさんの疲弊感といったら……
あんな青白い顔、初めて見た。
二宮くんの青白さは通常運転なんだけど。笑

寝不足だと、青白くなるんだね。
そういうところも双子ならではのあるあるかぁ。←いや、ないない。

この2人、寝ずにゲームしてたのか？
元気なんだかなんなんだか。
相葉くんは元気だな。
俺はまだ眠いや。
ソファーで寝たから、体痛い・・・

しばらくして、Aさんが戻ってきた。
髪の毛ビッチョビチョ。

「お腹減ったぁ。いただきますっ。」

マフィンにパテとスクランブルエッグを挟んで大口開けてる。
ガブリって、あぁ幸せそうな顔。

「そだ、風磨。お疲れサマ。完璧って？なになに？」

ワクワクって興奮しながら聞いてくるAさん。
かわい。

「試験と小論はスラスラいけて、面接に気合を全部注いで挑んだけど。3人いた面接官、みんな優しくって。急に鬼に変身するんじゃないかって思ったけど、最後まで仏だった。」

「なんだー、虐められなかったの？せっかく対策したのにねぇ。」

「そうなんだよ、鬼が1人くらい紛れててもいいものを。残念。鬼がいたら、次は俺が風磨を抱きしめる準備してたんだけどなぁ。」

ははははっ、って笑いながらホットケーキに移行してるし。

「なになに？俺も抱きしめてやろうか？」

訳分かってない相葉くんまで…。

しばらく弄られるやつだな。
くっそぉ。