ベイビーロマンチカ 2 (ページ11)

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Side 和也

結局朝までゲームしてた俺たち。

風磨はソファーで寝かせたまんま。流石に運べないし。でも、そろそろ起きるでしょ。体痛くて。笑

おっ、もぞもぞ動き出した。

「あれ？えーっと、朝っすか？あれ？Aさんは？」

寝ぼけてるくせに、Aのことをすぐに聞いてきた。笑

「朝まで帰れないって言ってたからもうすぐ帰ってくるはず。」

「相変わらず大変な仕事ですね。じゃぁ、風呂用意します？」

「ダメダメダメ！あいつ絶対寝るから浸からせちゃダメっ。」

「あ、めっちゃ危ないっすね。さーせんっ。」

Aが帰ってくると思ったら急にソワソワしだしたアザラシくん。リビングのドアをチラチラ見てんじゃねーよ笑

風磨の願いが届いたのか、程なくしてリビングの扉が開いた。朝マックの袋を4つ抱えたA様のお帰りです。

「おかえりーーーっ」

待ってました感全面に出してAへ駆け寄る風磨。対照的にAさんかなりお疲れ。顔が青白い。人のこと言えないけど。笑

「ホットケーキは私のだから。」

と念を押してそのままシャワー浴びに行ってしまうから、さっきの嬉しさ満開の顔は引っ込んで、今はキューーんって泣くゴマアザラシのアニメを彷彿させる寂しさ満開の風磨。

「久々にニノより顔色悪いA見たよ。本当に朝まで寝れなかったんだろね。お、これが俺のだ。ニノはこれで、風磨はこっちね。食べよ？」

本日も朝から元気な相葉さん。
朝帰りのAの天敵だな。笑

相葉さんはこれでもドラマ撮影中。
今日は夜の撮影しかないらしい。
皆さんお疲れ様です。

俺？

俺はなんかあったかなー。

あ、約束はあるのよ？
夜になったらインド人と対戦よ。

「え？俺のもあるんですか？やった、いただきます。」

朝マック久々だぁなんて嬉しそうに食べ始めたアザラシ。

「風磨、仕事は？夏休みは？」

「今日はないんですけど、明日からガッツリです。高校が夏休み入っちゃったんで。」

「若いうちにたくさん経験しろー！なんてね。俺らも偉い人に散々言われてきたよね笑」

「ねー。でも詰め込みすぎだって思ったけどね。いい思い出だわ。思い出ポロポロだわ」

風磨ポカーーん。

思い出ポロポロ、伝わりませんかねぇ。
正確には思ひ出ポロポロだっけ？

朝からジェネレーションギャップに心を傷めるおじさん2人であった。ハッシュドポテトが塩っぱいなぁ。