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Side 廉
リビングに戻ってダイニングテーブルを見れば、、、大量の唐揚げが大皿に乗っていた。正直こんな量の唐揚げ、初めて見たわ。
俺が唖然としてると、二宮が隣で笑う。
「ばーくんの好物なんだよね。唐揚げ大丈夫？」
「うん、めっちゃ好き！」
「そ？なら良かった。」
柔らかく微笑むとキッチンに向かって行った。
俺は、空いている相葉くんの前に座る。
キッチンから声を張り上げてくるのは二宮。
「永瀬ってさ、ご飯どれくらい食べんの？」
そっか、いつも昼飯はパンにしてるもんな。
「んー、普通やで？」
いや、普段は大盛り。
肉一切れで半分くらいなくなるから。苦笑
ま、当たり前やけど、答えた通りに普通盛りの茶碗が俺の前に置かれた。和也くんと同じくらいかな。あ、相葉くんちょっと多めやん。二宮も大盛り。いいな…。でも、初めてご馳走になるし、そんな事言えへんやろ？
『いただきまーす！！』
とりあえずメインの唐揚げを頂く。
美味っ。いつも二宮の弁当美味そうやなって思っててんけど、ホンマに美味いやん！わぁ、ご飯進むわ。
無心で食べてしまい、結局唐揚げ１つでご飯が半分無くなった。あ、やばい。配分考えてへんかった。
「ふふふ。はーい、おかわり自由ね！永瀬くんもどんどん食べなさいよ？遠慮は要らないからね？」
見られてた。でも、その一言でホッとする。
「めっちゃ美味いっす！」
結局俺はご飯を2回もおかわりするっていう…
最初の遠慮は微塵も残ってなかった。
鱈腹食べて気づけばてんこ盛りの唐揚げも無くなっててビビる。二宮も相葉くんも良く食べるもんな。和也くんは普通かな？勝利さんくらいか。
食後のお茶をゆっくり頂くと、
「よっしゃー！これで俺も充電満タン！！2回戦は負けないから！！」
「五月蝿いよ！ボリュームまで馬鹿になったの？
・・・永瀬くん、部屋行こ？」
「あ、俺洗い物するし、先行ってて？」
「いいよ！もう部屋行って？こっちはAと2人で片付けるから。」
「いやいや、そういう訳にはいきません！鱈腹ご馳走になってるんで、それくらいさせて下さい！」
言いながら俺はスポンジを掴んだ。
「優しいわね〜。じゃ、よろしくね！」
二宮母はそのままお茶を淹れると煎餅を持ってテレビの前。見たかったテレビでもあんのかな？嬉しそうにしてはったし良かったわ。
移行！
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作者名：林檎 | 作成日時：2019年3月29日 0時
