５５話 ページ8
ネスタに催眠術をかけられたリツカは儀式用の燭台の上に寝かされた。
ネスタがリツカの顔を動かし、血を吸おうとする。
(いや、いや…、イヤあああああああああああああああああああ‼)
ローエンの口笛を合図に二匹の犬がネスタに襲い掛かった。
ネスタの意識がそれたと同時にリツカの催眠術も解けた。
「お下がりなさい！そのものはマキシス様のもの。」
リツカは燭台から起き上がり、そちらへ向かおうとする。
手を伸ばそうとしたネスタの横をレムが妨害した。
「リツカ、大丈夫か？」
「リツカ！」
「兄さん‼レム‼」
階段を降りるリツカに再び手を伸ばしたネスタを幅む三つの影。
「てめえら…。」
「僕の蝶々になんてことを。」
「痛い目に合わせてあげる。」
「みんな！」
駆け寄るリツカをジェキがとらえた。
「下がりなさい。これが見えないの。」
手にしたミカーラの小刀をちらつかせ、高笑いをする。
「下がるのはお前等だ！その汚い手をどけろ。愚かなヴァンパイヤ共、私をこれ以上怒らせるな。」
「勝負はこれからだ！命を懸けた覚悟を見せてやる！俺がここにいることを忘れるなよ。」
「お前等だけ」
「かっこつけて」
「ズルいよ」
※あとは歌通りってことでお願いします。流石にあれを台詞には変えられない。
「ふっ、お前ら如きに何ができる。『Mary』を作動させろ‼悪魔を葬るのだ！積年の恨みを晴らせ！」
塔の中央から不細工なからくりが現れた。
あまり形が定まっておらず、周りの物体を体にくっ付けている。
「ヴァンパイヤの最終兵器『Mary』。まさか完成していたとは…。」
「おいおい、なんだよそりゃ…。」
「あとで説明してあげるよ。今はそれより周りの雑魚倒しながらこれ倒さないと。」
からくりが腕を大きく振り上げたのを合図に戦いが始まった。
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隠(プロフ) - BAT ENDではなくBAD ENDだと思うのですが…… (2017年11月3日 20時) (携帯から) (
レス) id: c4241e28be (このIDを非表示/違反報告)
あい - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。 (2016年2月7日 11時) (レス) id: c503bd2bf1 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀聖瑠(プロフ) - 雫石さん» ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします (2016年1月27日 20時) (レス) id: 1f2f759d77 (このIDを非表示/違反報告)
雫石(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しませて貰っています！(*´ω｀*) (2016年1月27日 17時) (レス) id: 7d08b6c3ed (このIDを非表示/違反報告)
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