ねぇ、 【 紫 】

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『しんどくなったら合図して、ちゃんとサポートするから』


『ん、ありがとね。でもなんかいける気がする。笑』











点滴前は38度後半、


点滴をしてからは、37度くらい。










『先生ありがとね、頑張ってくるわ』









一時的に元気を取り戻したふっかは、そう先生に別れを告げて。




ステージの上に立ってみれば自然とアドレナリンが出るもので、

序盤の演目はかなり順調に終えることが出来ました。











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でも、









渡『ふっか、ふっかしっかり』








組曲や腹筋太鼓となると話は別。




裏にはけるのと同時に膝から崩れ落ちたふっかは、

酸素を必死に吸いながらどうにか意識を保っている状態でした。










佐『そろそろ2幕始まるけど、ふっかいけそう？』








ぐったりと俺に寄りかかる彼はきっと、

熱も頭痛もぶり返してしまっていたはず。










『…ん、いく、いける。』









それでも、




アドリブが利く第2幕、お丸のキャラなら、

少し言葉に詰まっても笑いに変えてあげられるから。










『っし、じゃ、いくか。』












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結果から言えば、千秋楽は大成功に終わったと、

俺はそう思っています。





呂律が回らなかった、顔が引き攣ってた、なんて

本人はしばらくの間引きずっていたけれど。










『っはぁ、おわっ、た、？』











幕が下りきる前にその場に倒れ込んでしまったふっかにはもう、

立ち上がる力さえ残っていなくて、












そのまま、1週間の短期入院。








体調が回復してからはよく、

小児科病棟にいる子ども達と遊んでいたと



小暮先生が教えてくださいました。



















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