クロコって...何? ページ2
「実は......お願いっ!演劇部に入ってほしいの!」
急すぎる展開に私はとてもついていくことができない。
部活動勧誘?でも今は5月。そんな時期は終わっている。
「この時期の演劇部は、大会へ向けての台本を探してるんだけど、どーしても私が演じてみたい役があって。」
廃部になるから入って下さい。そういうのじゃないのか。
...ん?じゃあなんで私を?
やりたいのがあるなら私を誘わなくてもいいんじゃ...
「でもそれがさ、人数が足りないからできないの!しかもあと一人。」
「だから君に入ってもらいたいなってさぁ〜どう?」
少し不安そうな表情でこちらを見つめてくる。 が、
私が入るわけがない。あと一人足りないのは、きっと役者なのだろう。そうなると、さらに無理だ。
すると彼女は
「そんな嫌そうな顔しないでよ〜何?なんで嫌なの?どうして?」
そうやってたくさん問いかけてくる。
「ハッ!」
急になにかを閃いたようだった。
その後、とても良い笑顔で話し始めた。
「別に君には役をやってもらうつもりで声をかけたんじゃないよ。」
どういうことだ?役者としてじゃないなら他に何をするんだ?
私が考え込んでいると、彼女は
「あははっ!そんな難しい顔して〜。演劇は役だけが全てじゃないよ?」
彼女は続ける。
「もちろん役者がいないことには始まらないんだけど、それを支えている裏方がもんのすごーく大事なの!」
まだ話し続ける。
「音響、照明、大道具、小道具、衣装...あとは黒子!」
.............クロコ?????
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作者名:あんかけメロン牛乳 | 作成日時:2019年12月13日 2時