シクラメン ページ17
『シクラメンの花言葉は内気』
手が重なった_______それだけで私は、
(人1)「きゃ!!」
バシッ
カミュ「なっ、」
(人1)「す、すみません!!」
船から降りる時に、強い風が吹き落ちそうになった
それを助けてくれたのはカミュだった
なのに、手を振り払ってしまった
それからの記憶は曖昧で、必死に走った記憶しかない
ベロニカ「あのね〜!あんたは女の子の扱いを学ぶべきよ!!」
カミュ「はあ!?俺が悪いのかよ!!」
ベロニカ「当たり前でしょ!!(人1)に謝ってきなさいよ」
カミュ「…」
___________
(人1)「や、や、やってしまった!振り払うつもりはなかったのに…」
そう、私はカミュが好きだ。
でもこの内気な性格のおかげで話すことすら疎か触れ合うことなんて私にとっては地獄だ
好きな人なら、なおさら。
カミュ「こんなとこにいた」
(人1)「!????」
カミュ「足速いんだな」
(人1)「(゚д゚)」
カミュ「さっきはごめんな、」
(人1)「いや!謝るのは私のほうだから…助けてくれたのにごめんね…あんな態度とって…」
カミュ「…俺の方こそ、」
(人1)「うん…」
カミュ「…俺のことが嫌いだから、か?」
いつもの彼とは違い弱々しい声に驚きながら、
(人1)「ちが…、私あんまり人に触られるのなれてなくて…、」
カミュ「…潔癖症だったのか?」
(人1)「そんな感じ、です…」
カミュ「そうか、よかった嫌われてなかったんだな、俺」
背を向き歩き出した彼は___________
カミュ「戻ろうぜ、みんな待ってる」
どこか嬉しそうだった
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作者名:アネモネ | 作成日時:2017年8月8日 17時