『ドラクエXI』Eternal Blue~短編集~ (ページ41)

今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:62,867 hit

マンサクページ41

『マンサクの花言葉は霊感』

「申し訳ございません…全部屋満室でして…近くの『11』と言う宿がありますので、こちらから連絡を入れておきますからそこにお泊まりになられたらどうでしょう？」

(人1)「ありがとうございます!!」
カミュ「ありがとな」

宿が満室だったため、わざわざ店員さんが空いている宿を探してくれたのだ

___________

(人1)「ここは…」
カミュ「…いかにもって感じだな」

そう、案内された宿は廃墟のような…幽霊屋敷のような……

(人1)「ね、カミュやっぱり今日は野宿…」
カミュ「いや、疲れてるしここに泊まろうぜ」
(人1)「〜～っ」

「お待ちしておりました、ようこそ。お部屋を案内させていただきます？」
女将さんも怖い…

___________

カミュ「は〜、見た目はあれだけど良い所だよな、メシも美味いし」

(人1)「そ、そうだよね。(部屋に入ったときから視線を感じるんだけど…気のせいかな？)」

カミュ「風呂入ってくるな」

(人1)「うん」
確かに、料理も美味しかった
部屋にシャワーもついて500Gだし…
でもよく考えたら500Gは安すぎる…
ベッドがひとつしかないのは、まあ…うん。

(人1)「っ!!!!」
(何、これ…金縛り…？)
突然身体が動かなくなった
動くのは…目だけだ
部屋の温度もかなり下がった気がする

(人1)「(後ろになにかいる…カミュ、お願いはやく…!!)」

ｶﾞﾁｬ

カミュ「お先」
カミュが出てくるのと同時に自由になる身体

カミュ「顔真っ青だけど…わっ、どうした？」
カミュは我慢出来ずに抱きついてしまった私を受け止めてくれた

(人1)「金縛り…あってた…」
カミュ「金縛り？」
(人1)「うん…」
カミュ「疲れてるんだろ､さっさとシャワー浴びてこいよ。明日も早いし寝よーぜ」

疲れてたのかな…

___________

風呂から上がったら疲れていたのかすぐに寝てしまっていた

ｶﾞｼｬﾝ!!

(人1)「!!」
大きな音がして目が覚めた

(人1)「(寝ぼけてたのかな？)」
隣に寝ているカミュはぐっすりと眠っていた
(人1)「(寝よう…、)」
布団に潜り込もうとしたらふと視線を感じ、窓を見たら

白い服を着た髪の長い女が私を見つめていた

___________

(人1)「おはよう…」

カミュ「おはよ、クマできてるぜ？寝不足か？」

(人1)「うーん…怖い夢みちゃって…」

カミュ「怖い夢？」
(人1)「うん、内容は覚えてないけど…」
カミュ「へえ、それより昨日大きな音しなかったか？」
(人1)「え」