非日常ー告白 ページ28
高橋side
俺は今日、
Aに告る。
実はな、初めてやねん。
告白するん。
だってずっとAの事が好きやったもん笑
俺やって今日の為に色々勉強したつもり。
最終、昼休みの屋上で告る事にした。
そして昼休み。
高橋「ちょっとさ、来てくれへん？」
お腹が空きすぎて机に突っ伏してるA。
A「はぁ〜い」
思った以上にとろとろしてるから
高橋「遅いわっ、」
俺がAの腕を掴み
教室を出た。
A「痛い…恭平っ…」
俺は完全に我を失くしていた。
Aの声を聞くとよく分からなくなって
高橋「Aっ、俺な…ずっと好きやったんや」
フライングしてしまった。
Aはおどおどして何か言おうとする。
高橋「でも俺な、知ってんねん」
A「…」
高橋「Aは、俺じゃないんやろ？」
そう。
Aが好きなのは俺じゃない。
そのくらい分かるよ、一緒にいたら。
A「恭平っ…泣」
高橋「ちょっ、泣くなって笑」
俺が泣かしたみたいになるやん笑
A「私も…最近分かった、自分の気持ちに」
高橋「そうか、」
俺、好きな人が幸せになるんを願ってる。
無理に俺と付き合う必要ないねん。
それは俺も、
Aも分かりきってる事や。
高橋「A、頑張れよっ！」
そう言い残して俺はその場を去った。
高橋「これで…良いんや…」
早足で廊下を歩く。
その空間は、
時間は、
一生忘れない出来事になった。
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作者名：ごいごいすー | 作成日時：2021年11月1日 15時
