アオハルしよっ？《なにわ男子》 (ページ22)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:24,693 hit

・ページ22

西畑side

西畑「よしっ、終わった…」

今ちょうど課題が終わったとこ。

Aおるかな…？

おったら一緒に帰ろ。

そう企みながらカバンを背負い

教室を出る。

すると、

クラスメイト「泣くなよ～wwww」

クラスメイト「痛く無いでしょ～？wwww」

階段の方から声がする。

西畑「何があったんやろ…？」

俺は様子を見に階段へ歩いた。

そこで見たのは

A「ううっ…泣」

うずくまり泣いているAだった。

西畑「お前ら何してんねん！！！」

気付いた頃には叫び散らしていた。

西畑「A？！何があったんや？！」

クラスメイト「ほ～ら、来ちゃったじゃん」

クラスメイト2「どうせ来てくれるって思ってたんでしょ」

クラスメイト「ほらね、図星じゃん」

なんやコイツら。

西畑「お前ら何が言いたいんや💢」

そしたら

クラスメイト「こいつウザいんだよねー」

クラスメイト2「恭平くんとベタベタしてるし」

クラスメイト「マジでAいらない」

"いらない"

この一言で俺の頭にカッと血が上った。

西畑「それはお前らが勝手にそう解釈しとるだけやで？！」

A「もうええよ…？」

Aがそう言うけど歯止めが効かない。

西畑「そう言うお前の方がよっぽどいらんで？！」

A「ええって、」

何かAにもカッとして

西畑「好きな人が悲しんでんの見て誰かほっとけれるか！」

Aにも怒鳴ってしもた。

A「えっ…？」

あ…困らしてしもたわ…

A「ごめんっ…泣」

そう言ってAは階段を降りていった。

いつの間にかあのクラスメイトもいなくなって

西畑「俺何してんねん…」

踊り場で散った紙のように

立ち尽くすばかりだった。