【忍たま】のんびり屋の忍たま日常･6！ (ページ8)

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229話~来年もまた君と共に~ ページ8

あの後俺らは何度か谷から落っこちそうになったり滝に流されそうになったりしたが

何度か傷なく頂上迄登りきれた

頂上に着いた頃には既に日が沈みかけていて綺麗な夕日が山の間から景色として見える

貴女「………八左ヱ門先輩」

竹谷「なんだ？A」

貴女「来たかいがありましたね…！」

そう言って俺を見ながら笑ったA

丁度背後から夕日がかぶって

俺の目には何時も以上に

それはもう儚げで

可愛くて

綺麗で

この世のものとはとても思えないぐらい美しく見えた

竹谷「///っ……あぁそうだな！」

顔だけじゃなく、耳や手、胸の所まで熱くなるのがわかる

それ程迄に俺の後輩は綺麗で幻想的だった

他にも、俺がとてつもなくAに惚れ込んでるってのもあるだろうな

橙色に染まる空を背景に笑うAに俺はまた深く惚れ込んだんだ

貴女「………あ」

竹谷「？A？どうしたんだ？急に固まって」

貴女「先輩、今回野宿………ですよ、今この時刻に山を下ろうとしたらいくら僕達と言えど危険です」

………あ

忘れてた

竹谷「………じゃあ今から急いで食料と寝床を探さねぇと！！」

やべぇ！！食料はまぁそこら辺の芋虫焼いて食べりゃあ良いが寝床がみつかんねぇと狼達に襲われる！

竹谷「あぁあ！！すまんA！！俺が考え無しだった！！

お前は急いでどっか何処でも良いから寝床を見つけてきてくれ！

俺は芋虫とか食料とか集めるから！

良いとこ見つけたらちゃんと合図を送るように！

じゃあ解散！！！」

貴女「失礼しますっ！！！」

そして俺たちは急いで寝床を見つけ急いで食料を会得した

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in忍術学園

竹谷「いやぁ……昨日は本当にごめんな？」

貴女「いえ……あれは八左ヱ門先輩だけが悪いわけではないので………」

あれから俺達はちゃんと就寝し、朝になったらすぐに山を降り始めた

道中新種の梟とか色々見つけたからそいつらも一緒に連れて忍術学園に戻ってきた

着いた時にはもう忍術学園の皆は大体が起き始めた頃で、兵助達に見つかっては散々叱られた

貴女「でもまぁ、楽しかったですよね」

竹谷「！………そうだな！！」

来年も、俺とお前でまた一緒にあの山に登ろうな