247話~おれの先輩は~ ページ27
能勢久作side
おれはたった今、前にA先輩と約束していた買い物の日を思い出していた
あの出来事は、まるで………あのときのような懐かしい場面を彷彿とさせる出来事だった
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数日前
in城下町
貴女「所で久作、今回はいったい何を買うんだ?」
能勢「あっ話してませんでしたね………今回は委員会の用事で使えなくなってしまった本の予備を買いに来たんです」
貴女「…あー、何時も大変そうだんね君達図書委員」
今日は約束の日
偶々出来た用事に、A先輩も誘って城下町まで来た
欲しい本はここでしか売ってないから
「ねぇ……ちょっと見てみてよ!彼処に可愛い子がいるわよ……!」
「あら本当!……でもあの子女の子か男の子かわからないわね………」
「それでも可愛いからよし!!………話しかけてみる?」
「話しかけてみたいけど……似てないけど弟連れだし………」
「そうだけど!!弟君も一緒にさ!ね?……ほらよく見てみなさいよ!弟君の方も中々の顔立ちじゃない………?」
「そうねぇ………あの二人年はまだ幼そうだけどかなり整ってるわね………」
周りからの視線があつい
まぁA先輩だから無理もないけど
A先輩の普段着は女物ではなく、男物の着物に半分丈の袴だ
服の模様は、梅だ
七松先輩が松で
竹谷先輩が竹なら
A先輩は髪色と目の色で梅ときた
偶々らしいけど
そんな格好だからなのか、男の子とも女の子ともとられ同性異性からとても視線を集める
男の子としては可愛すぎ
女の子としては雰囲気が格好良すぎ
と言うことで、A先輩は何処にいても熱い視線を浴びやすい
能勢「……ふんっ………さぁ行きますよ!先輩」
貴女「あぁ、うん………」
何故かモヤッとなりA先輩の手を引いてその場から離れる
能勢「まったく!A先輩!」
貴女「…はいAです」
能勢「もうちょっと自覚持ってください!!」
貴女「えっ何の?」
見てて危なっかしいです
貴女「久作、その買う本はどんな本なんだ?」
能勢「えっと確か………ミステリーもののはずです」
昔の本にミステリーなんてあって良いのか
248話~何時でもおれの~→←246話~出番が欲しい三人と~(リクエストありがとうございます!!)
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くまのん - 綾部先輩、やっぱりヤンデレだったり (1月3日 21時) (レス) @page48 id: d0f6523921 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - あらま、?同じ文打ってるねーバグかなw (2023年3月11日 21時) (レス) id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (ノ´・ω・)ノ続編バンザイ🙌 (2023年2月8日 3時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (ノ´・ω・)ノ続編バンザイ🙌 (2023年2月8日 3時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 世界の隅っこさん» 前はもっと速かったんですよ〜?はぁ……年ですね、自分。駅伝辛いですよね、頑張って下さい!!! (2019年2月15日 23時) (レス) id: 14377fb98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2019年1月11日 3時