【忍たま】のんびり屋の忍たま日常･6！

234話~同盟を組む理由は~ ページ13

inコウジタケ城内





あの後、無事に敵に追われることなく、そしてお姫様に怪我なくコウジタケ城にこれた




今は任務達成の褒美について話し合っている






貴女「────……と言う事なので、どうか私の通う忍術学園側に付いてきてくださりませんか？


もしこちらに何かしらの襲撃が起きた場合連絡さえしてもらえば即座に向いこの城等をお守りでします


そして忍術学園に手に終えぬほどの何かがあった場合手を貸してほしいのです



………どうですか？これと言い悪い話ではないでしょう」





僕はただ、忍術学園と言う今の皆の大切な家以外のあり場所を守りたい




皆と笑える場所を守りたい




その為ならば、たとえどんな犠牲を払ってでも




僕は………




陸嵩「うむ……つまりは同盟を組めと言うことか


確かにお主の言った通り、ここで同盟を組めば私らにも、お主らにも多大なる利益が生じる




お主、桃髪の子よ」




貴女「はい」




先より深く頭を下げる



いくら下級生と言えど、このぐらいの礼儀はわかる





陸嵩「お主は……なんの為にそのような事を持ち出した



なんの為に今まで、何かを費やしたのだ



どれ程、己を犠牲にしてきた」






僕は………なんの為に、か








貴女「それは勿論、私の第一の居場所である




そして皆が笑いあえるあの場所





忍術学園を守りたいが為に、今までこの身を捧げてきました



けれど、何も犠牲にはしていません」







陸嵩「………ほぅ？」









貴女「何故なら、私自身がそう思っていないからです




何かを犠牲にしたら



今はちゃんとソレを止めてくれて



怒ってくれる人が出来たからです」






自然と頭の中に忍術学園の皆の顔が浮かびあがってくる


僕は思わず口許が緩みそうになった




利吉「私からも、どうかお願いいたします」





！利吉君………





陸嵩「成る程………あいわかった


お主のその意志を信じ、この度忍術学園との同盟を組むことにする



お主の仲間が、居場所が本当に大切なら


その意志は絶対に捨てたり忘れたりなどしてはならぬ



………今から同盟を組むための書を渡す、そなたらの頭に渡しなさい



これからは私とお主らは仲間だ」



貴女「！………っはい！ありがとうございます！！」

利吉「ありがとうございます！！！」




良かった………これで、守れる手段が増えた

235話~月見の始まり~（リクエストありがとうございます！！）→←233話~お姫様との接触~

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す