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仲間 ページ36

「うわぁあああんッ!!」
人形はわんわんと泣いていた。
私はどうして良いのかわからずずっと頭を撫でていた。
…すると、人形は少しずつ私から離れていく。
「ご、ゴメンナサイ」
人形はしばらくその場でうずくまっていたが静かに立ち上がった。
「デモ、許セナイノッ、許シタクテモ…何故ダカ耳障リデ、助ケテ助ケテ…」
人形は静かに私に銃を向けてきた。
「心、悪イノガ自分ガ自分ジャ無クナッテ!ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。」
あっ、ああ…そういう?
様は、自分ではやめたいのに孤独だった時期が多すぎてもう何がなんだか分からないと。
パンパンと腕を打たれて血がたらたらと流れ出た。
「嫌ダッ嫌ァ!ヤメテ!!アアアアアアッ」
意識が朦朧とする。

声が響く
「黙ってみてたら…こんのやろぉおお!!こんにゃろッ!!!」
行き成り銃声がなくなる。目を開けると東が銃の入り口を辻神で塞いでる。
ずいぶんとぼろぼろだが、確かに二本足で立っている。
「おきて!ラク姉!!どうしよ!瓦礫をどかしたのに、起きないよ!田中!」
「任せて!や〜い!ラク姉の胸!おばけやっしき〜!まっないたぁ!!」
「たなかぁああああああっ!!!」
「ぶぐへっ?!」
ラクが凄い速さで起き上がる。
優も、波もテディ太もEも軽傷だ。
「つーちゃん!がんばって!!!…ってえっええ!しりゅー弾?!避けてA!!!」
突如銃以外にも出てきて、私に向かって凄い速さで降りてきた。
「あっ、間に合わない」
もう駄目だと目を伏せる。

「…もう、終わりですかぁ?」

突如私の体を何かが覆った熱風もあったがそれを包み込むように、それと声がした。小さい頃からなじみのある、死んだ筈の声。
「…えっ…私生きてんじゃん?」
「逆に死ぬの?」
暴風を掻き分けて見えたのは、永羽だった。
「おまたせ、A」
彼は優しく微笑み、私に手帳を渡した。
「俺もこの子止めてるから…Aは少しそこに居てね。」
「えっ、でも」
銃声が再び鳴り出した。私を守るようにしていた永羽は私から少し離れる。
「大丈夫、Aも皆も人形も俺が守るよ」
儚げに彼は笑う。


♪♪♪♪♪
染み出る死亡フラグ臭(ただし生きてるとは云ってない)、今回ジブリと、ときかけのネタ出ました。
「お前んち、おばけやーしきぃ!!「カンタァアアア!!(エンダァアアア!←)」」
「アタシ、飛べんじゃん!!」

ネタがゴロゴロ。私も部屋でゴロゴロ。

最後の一押し→←人形の過去と未練



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設定タグ:Neru家 , 探偵 , てにをは   
作品ジャンル:ミステリー
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太宰紅峰 - 和華さん :最後の最後まで誤字…すみません。はい!全力で応援しますね。頑張ってください! (2015年8月18日 18時) (レス) id: 540c5db925 (このIDを非表示/違反報告)
和華(元・ティティア)(プロフ) - ……ここまでお疲れ様でした。作品が終わるのはさみしいですが、この言葉を送ります。「思えば遠くへ来たなあ……」パクりとか言わないでくださいねっ☆(某有名な映画タイトル) こちらはこれからも頑張りますので! もう少しですが見てやって下さると嬉しいです。 (2015年8月18日 17時) (レス) id: bc9e5537da (このIDを非表示/違反報告)
和華(元・ティティア)(プロフ) - 永羽君マジイケメン! ……主人公ちゃん、どういうことでしょうか? 説明文に「左は、今の〜〜」は解るのですが、またしても「左側の〜〜」と書いてあるので。「右側」、の間違いではないでしょうか……? あっ、私の理解力の足りなさならごめんなさい! (2015年8月18日 17時) (レス) id: bc9e5537da (このIDを非表示/違反報告)
太宰紅峰 - ここまで読んでくださり、ありがとうございました!返信頑張って下さい。 (2015年8月18日 15時) (レス) id: 540c5db925 (このIDを非表示/違反報告)
太宰紅峰 - 和華さん :2つの作品は読んでます!如月駅は作品を見る前に知っていました。私の名前は目を瞑って本をパラパラと捲って出てきたキャラが[太宰治]と[紅峰]だったのでくっつけました。世界寿命と夏目との重なる部分があったのならごめんなさい。続きます。 (2015年8月18日 14時) (レス) id: 540c5db925 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:太宰紅峰 | 作成日時:2015年2月4日 9時

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