十九 ページ5
貴方side
あれから、半年が経った夜。
私、銀時、桂、晋助、辰馬の五人で見張りをしていた。
すると、辰馬が急に喋った。
辰「決めた!わしゃあ、空に行くぜよ。このまま地べたはい釣り回って、天人と戦ったところで先は見えちょる。
わしらが、こうしちょる間にも天人はじゃんじゃん地球にきちょるきに、
押し推せる時代の波には逆らえんぜよ。こんな戦はただいたずらに仲間死にに行かせるだけじゃ。わしゃ、もう仲間が死ぬとこは見たくない。
これからは、もっと高い視点を持って生きねば駄目じゃ、地球人も天人も、いや、星さえも見渡せる高い視点がの。
だから、わしゃ空にゆく、
空にでっかい船浮かべて、
星ごと星ごとすくいあぜる漁をするんじゃ。
どうじゃ、銀時。
わしゃ、こんなせまかほしに閉じ込めておくには、もったいない男じゃき、
わしと一緒に...............。」
辰「アハハハハ、アハハハハ、
天よ、こいつに隕石ば、叩き落として下さ〜い。
アハハハハ、アハハハハ。」
私は辰馬の後ろから声をかけた。
貴「辰馬のいう通り、ただ仲間を死にに行かせるだけなのかもね...。それでも、私は、あの人を助け出すまで戦う。」
辰「あの人とは、おまんらの師匠のことか。」
貴「ええ、そうよ。あの人のおかげで私生きてこれたから...。」
辰「早く助け出せたらいいのう。」
貴「うん。」
それから、4ヶ月が経ち、わけあって、辰馬は戦から離脱した。
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