二十五 ページ11
貴方side
私たち三人は捕まり松陽先生の後ろに連れてこられた。
周りには、天照院奈落たちがいた。
そして、天導衆一人の男が喋り出した。
男1「哀れなものだ。国を憂う心を持った若者たちがこのような運命を辿ろうとは、
これがお前のやりたかったことか。
松陽。
お前の教え子たちはお前の教え通り犬死していったぞ、
そんな教えを説いた覚えてがない、
そう言いたげだな、ならば、試してみるか。」
銀時が天照院奈落の間から現れた。
「お前の弟子たちがお前とともに犬死していく道を選ぶか、
それとも、その手で師を殺めてでも生き残る道を選ぶか。
教育者たるお前にふさわしい処刑方法だろ。
師か仲間か、どちらでも好きな方を選べ」
銀時が先生に近づいて行く。
晋「や、やめろ。銀時。
頼む。
やめてくれぇーーーーー。」
松陽先生が後ろに振り向き
松「ありがとう。」
と言った。
そして、
銀時が松陽先生の首を斬った。
晋助は、立ち上がり銀時に向かって行った。
晋「銀時ーーーーーー。」
銀時は涙を流していた。
その瞬間、晋助の左目に小刀が飛んできて、潰れた。
朧「師に拾って貰った命、無駄にするものではない。」
男1「本気でこの者どもを生きて返すと、
その男に情けでもかけているのか。朧」
朧「この者どもには、もはや守るものなどありません。それは、侍にとって死したとも同じ。なにより、こやつらは自らの弱さゆえ自らで壊したのです。殺す勝ちなし、もう二度剣を握ることもできぬでしょう。」
私には、先生が死んだことが信じれなかった...。
私たちは、何のために戦ってきたのか、
どうして、
先生が死ななければいけなかったのか、
どうして、
銀時が背負わなければいけなかったのか.......。
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