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告白14回目 ページ15

その後、ご飯を食べて弟くんに迎えに来るように連絡させた





「泊まりたい」





『嫌だ、早く連絡して』





「...はぁい」






渋々連絡する姿は何処か子犬のような姿を錯覚させた





「別に1人で帰れるし...」




『取り敢えず、安全第一に考えて』




「なぁなぁ、」




『ん?...わッ!』





目の前にいた宮侑は突然私に抱きついてきた





どきっ





不意のことに少し動揺する






『離して』






私の首に顔を埋めて横に顔を擦る






「今だけ独り占めさせてや...ほんまに怖かってんあの時」






寂しそうな声でぼそっとつぶやく






『え...あの時ってトイレの...』




「ちゃうわ!あの時俺が気づかんかったらAがいなくなるかもって考えると怖くて仕方ないんや」




『居なくならないよ...多分あと70年くらいは生きてる』





「そういうことじゃないんよなぁ」




『とりあえず離して』




「なんでや...って、顔真っ赤やん笑恥ずかしかったん?」





不覚にもこういう方の免疫はないのだ





生憎(あいにく)侑くんじゃ無くてもこうなってるんで』




「絶対やめてや」




『まぁ、こういう事してくるのは侑くんだけなんで』




「ほんまに、されそうになったら全力で拒否ってや...」




『分かった』






私は、思い切り宮侑の体を離そうとする






「ちゃう!俺やない!嫌や離れとうない!」




『...』





ピンポーン





どうやら、お迎えが来たようだ





『ほら行くよ』




「えぇ、もう少しだけ」





そう言って一向に離れない




ピンポーン




『はぁーい!ほら侑くん行かないと』




「あッ」




私は宮侑の束縛から逃れ玄関へ急いだ





ガチャ





「遅いねん、人呼んどいて待たせるってどういう神経してんの?」




『それなら侑君にいってくれない?』




「せやな、ツムーはよ帰るで」




「ほんまに、帰らんとあかんの?」




「人様に迷惑かけんなや...しつこい男は嫌われるで」




「なッ!」




宮侑はバッと私の方に向く


私はそっぽを向く






「...」




『別に...嫌ってはないよ...』




「!」





今度は宮治の方に向いてドヤ顔をかます




はやく帰ってくんね?





「なんやねん、はよ帰るぞ」





首根っこを捕まれ引きずられながらドアの向こうに消えていく




少し、寂しい気もしたけど




騒がしかったのが静かになったからだと思う

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あいもち(プロフ) - あまノ。さん» 初コメだァ😭コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!今別の話に力を入れてしまっていてこっちの更新が出来ていなかったです(言い訳)申し訳ないです💦あまノ様の期待に応えられる内容を書いていけるか分からないですが頑張っていきます! (2022年2月14日 20時) (レス) id: b4a43c9678 (このIDを非表示/違反報告)
あまノ。(プロフ) - ストーリーがよく構成されていて面白いです!一途な侑くんがあたかも犬かのように夢主ちゃんを追いかけ回してるのが目に浮かびます😌あいもち様のペースで更新して頂けたら誠に喜ばしい限りです! (2022年2月14日 19時) (レス) @page2 id: 162c50cd7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいもち | 作成日時:2021年10月26日 22時

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