告白12回目 ページ13
『ぅ...ん...』
私は目を覚ます
見慣れた天井が目に入る
あれ、私どうやって帰ってきて...
体を起こしふと、目に入った宮侑
『侑...君?』
うつ伏せになりすやすや寝ている
そっと、手を伸ばし髪を撫でる
『ありがと...』
そうつぶやいた時
タイミング宮侑が起きた
「おはようさん...大丈夫か?」
『うん...特に怪我とかしてないよ』
そういうと良かったぁっと倒れ込む
相当心配してくれたのだろう
『心配かけたねごめん』
「いや、俺がついて行かなかったのが悪い!」
『んなわけ!...襲った人が悪いよ...』
「!せやな、もうAが傷つかんように送り迎えするわ」
『保護者かよw』
「いずれ彼氏になる男やからな!」
『へー』
「Aのやで?そんな他人事みたいな返事すんなや...」
『だって、別に侑のこと恋愛対象として見てないもん』
「なッんでやねん!」
『いやなんでっていわれても...』
好きな人を、スっと忘れることが出来ないから...
「あいつか?振ったやつのこと考えてるんやろ?もうええやん...振られたんならそんなやつ忘れた方が...」
『侑君...それ自分で言ってておかしいと思わないの?』
「え?...アッ、別にAが俺の事振っても俺は絶対に諦めんから!!!!」
『その精神見習いたいよ...でもごめん、まだ本当に忘れられないの』
「じゃあ、忘れさせたろか?」
『え、ッ!ちょ...』
ドサッ...
私は宮侑に押し倒された
ベッドの上だったから頭は打たなかったが
両手を押さえつけられ起き上がれないし動けない
『ちょ...侑くッ!』
宮侑は私の首に顔を近づけキスをした
チュ
軽いその音は私の耳に残る
「なぁ...ホンマに意識してくれないん?」
『ッ!!!!』
耳元で喋るその声は私の背中をゾクゾクさせた
『やめ..て...』
「じゃあ、俺の事恋愛対象として見てくれる?」
『ッ!侑くんは...それでいいの?』
「え...」
『私は...優しい侑君が好き...でも、両思いでもないのにこんなことしてる侑君は好きくない』
「俺は...Aが、俺の気持ちに応えてくれるまで諦めないつもりやった...でも、いつまで経ってもAは振ったあいつのことばかり考えて...俺、」
自分がどんな気持ちか理解出来たようだ
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あいもち(プロフ) - あまノ。さん» 初コメだァ😭コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!今別の話に力を入れてしまっていてこっちの更新が出来ていなかったです(言い訳)申し訳ないです💦あまノ様の期待に応えられる内容を書いていけるか分からないですが頑張っていきます! (2022年2月14日 20時) (レス) id: b4a43c9678 (このIDを非表示/違反報告)
あまノ。(プロフ) - ストーリーがよく構成されていて面白いです!一途な侑くんがあたかも犬かのように夢主ちゃんを追いかけ回してるのが目に浮かびます😌あいもち様のペースで更新して頂けたら誠に喜ばしい限りです! (2022年2月14日 19時) (レス) @page2 id: 162c50cd7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいもち | 作成日時:2021年10月26日 22時