検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:1,932 hit

告白10回目 ページ11

「?」





『どうしたの?』






急に立ち止まり後ろを振り返る宮侑






「いや...なんや気のせいか...」






ピチャ...






「あー気のせいちゃうわ」





『?どうしたの本当に』





「いや、さっきからぴちゃぴちゃ聞こえてくんねん」






そりゃ、誰か水使ったらそんな音するでしょ






『もしかして...怖いの?』





「...怖いわけないやろ!」






間がありましたけど...






『どっちから聞こえてくるの?』





「あっちや」






そう言って指さすのはトイレがある方の廊下





『行ってみる?』





「なんでや!祟らぬ神に祟り無し言うやん!」





『触らぬ神じゃね?』





「せやな...」





『とりあえず見に行こうよ水出しっぱだったらもったいない』





「せやけど、行く必要あるか?」






そう言って、宮侑を置いてトイレの方に近づく





すると、たどり着いたのは男子トイレ





私は入れないので宮侑に見てきてと言うが首を縦には振らない





仕方ないと思い、私はトントンっとノックをし






『誰かいますか?』






そう声をかける




すると、





「なんや?」





返事が返ってきた





それを聞いた宮侑はさらに顔を青ざめて震える





やっぱり誰か居たんだよ





男子トイレのドアがゆっくりと開いていく






「A!やばいって!逃ギア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」





「うるさいで侑」





「へ、き、北さん?」





『こんなところで何してるんですか?』





「何って...掃除以外に何があるん?」






へ?掃除?偉すぎでしょ






『毎日やってるんですか?』





「毎日はやっとらんよ...Aさんはこんな時間まで居残ってどうしたん?」





『侑君を待ってただけです』





「なんや?自分侑と付き合ってん?」






どうしてそんなことを聞くのだろうか






『いや、付き合ってないです...アイス奢るから待っててって言われました』





「ふーん...ま、ええわもう暗いし侑責任もってちゃんと家まで送ったれ」





「もちろんですよ」





『いや、1人で帰れます』





「侑に送ってってもらった方が安心やろ」





『そうですけど...』





「どっちにしろ、侑は送るやろ」





『まぁ、そうですね』






宮侑なら絶対断っても付いてくるだろうし






『じゃあ、私達帰ります』






そう言って、私達はその場を後にした

告白11回目→←告白9回目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:宮侑 , 稲荷崎 , 学パロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あいもち(プロフ) - あまノ。さん» 初コメだァ😭コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!今別の話に力を入れてしまっていてこっちの更新が出来ていなかったです(言い訳)申し訳ないです💦あまノ様の期待に応えられる内容を書いていけるか分からないですが頑張っていきます! (2022年2月14日 20時) (レス) id: b4a43c9678 (このIDを非表示/違反報告)
あまノ。(プロフ) - ストーリーがよく構成されていて面白いです!一途な侑くんがあたかも犬かのように夢主ちゃんを追いかけ回してるのが目に浮かびます😌あいもち様のペースで更新して頂けたら誠に喜ばしい限りです! (2022年2月14日 19時) (レス) @page2 id: 162c50cd7b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あいもち | 作成日時:2021年10月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。