†クゥの謎† ページ3
「なぁ、クゥ。」
仕事を終え、俺達は自分たちの牢屋に戻る。
俺の向かいの牢屋にクゥはいる。
堅いコンクリの、床をゴロゴロしていたクゥにある、質問をしてみる事にした。
「どうしたの？クゥに何か用？」
「嗚呼。お前ってなんで、クゥなんだ？名前なんて無いだろ、普通。」
最近の疑問だった事を、唐突に聞いてみるがクゥは、まるで
質問の意味を理解していないような顔をしながら、
「??クゥは、クゥだよ？それ以下でもそれ以上でもないよ！」
と、言った。
俺は、質問の仕方を間違えたのかも知れない。
俺が、少しクゥに呆れていると奥の看守室から大きな爆発音がした。
「あ！！皆きたー！」
「クゥ！？何言ってんだ！？どう考えても喜ぶタイミングじゃねぇだろ！」
クゥは、そんな俺の一言をガン無視して牢屋の檻をギギギと音を立てながら、こじ開けた。
こじ開けた？
「はぁああ！？おい！クゥ！ちょ、はぁ！？」
もう、何も言えない。
「32も、出すね！んにゃぁ！」
変な声を上げると、クゥは、俺の檻もこじ開けた。
「クゥ…お前って何なんだよ…？」
俺が、そういうとクゥは。
「クゥ？クゥは、クゥだよ！それ以上でもそれ以下でもないよ！」
と、言った。
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夜桜 亜依(プロフ) - こんな作品待ってました。すごくおもしろいです。がんばってください、応援してます。 (2014年9月24日 22時) (
レス) id: 8c83d3b429 (このIDを非表示/違反報告)
暗弧(プロフ) - こういう作品を待ってました！ 頑張って下さい！ (2014年9月22日 15時) (レス) id: c6f44772d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻澤琥珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ANJUANJU/
作成日時：2014年9月22日 15時
