これからずっといるんだから ページ24
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体育館の入り口からは、すごい歓声が聞こえて。
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そんな中入っていくのは勇気がいったけど
切れる息を整いながらソッと扉を開けた。
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こんな時だって、わたしの目は彼の姿をすぐ捉える。
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舞台の真ん中に立って、オレンジのスポットライトを浴びる二宮くんは
今までに見たどの二宮くんよりカッコよくて。
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思わず息を飲んだ時、
大好きな少し高めの声が体育館に響いた。
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和也「えー、文化祭のトリを飾らせてもらうってことになりました、僕、二宮和也とその仲間たちです！笑」
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わーっと上がる歓声は鳴り止むことを知らない。
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和也「ふふ、ありがとうございまーす！」
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ものすごい歓声に消えかけてて、なんとか辛うじて聞こえた、おどけ口調な彼の言葉を
必死に追いかけていると。
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和也「今日ね、聞いていただく曲は僕にとって特別で。ある1人の女の子に書いた曲、なんだよね。」
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あぁ、まただ。
こんな時に限って視線に入るアサヒちゃんの姿。
その姿は本当に恋してるって感じで、
ジッと二宮くんの方を見つめてる。
あぁ、やっぱり。
これで彼が彼女を見つけたら、もうそれはハッピーエンドなんだ。
ギューって締め付けられる胸を手で押さえて、
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もう私にチャンスはないのかな。
もう、諦めるしかないのかな。
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そんな気持ちで、二宮くんを見る。
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見た…ら。
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和也「…みっけた」
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ずっと映りたかったその目に映ったのは
アサヒちゃん。
じゃなくてわたしで。
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パチン、と目があった瞬間ふわっと笑った表情に。
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みんながダレダレダレ！？って
ザワザワし始めた。
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和也「前は1番しかなかったけど、今回は2番まであるから。だからちゃんと、2番までちゃんと。聞いててね」
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ナンノコト！？ってみんなが大混乱の中
私の胸はドキン、と大きな音を立てた。
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みーる(プロフ) - 369Cocoaさん» Cocoaさん、励ましのコメントありがとうございます！(*´∀｀*)そんな風に思っていただけてるなんて、嬉しい限りです。本当に、こんな作品にお付き合いいただいてお褒めの言葉までいただいて。夢のようです！これからも私らしく頑張りますので宜しくお願いします！(*^^*) (2016年6月4日 0時) (
レス) id: 3f7486cc04 (このIDを非表示/違反報告)
369Cocoa(プロフ) - みーるさん、初めまして。いつも作品を読ませて頂いてます( *´艸`)みーるさんの作品の描写がとても綺麗で読んでいて「なんて素敵な作品を書く方なんだろう」とずっと思ってました。なかなかコメントも出来ない小心者ですが、いつも素敵な作品をありがとうございます。 (2016年6月3日 23時) (レス) id: 079fac21ec (このIDを非表示/違反報告)
みーる(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます(*^^*)本当に素敵な方ですよね(*´∀｀*) (2016年6月3日 15時) (レス) id: c7d9e069d9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ大好き愛してる (2016年6月2日 17時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーる | 作成日時：2016年5月29日 19時
