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「やっと…え?好きなの?え?私が?いやいやいやいや;;」な状態 ページ11

舞花「もうすぐ夕飯だし、下いこー」
あ「うん!お腹すいたー」


舞花のお母さん、料理もうまいし!
楽しみー!


耳をすますとトントンという音がかすかにきこえる。


あ「わあっ、いいにおい!!」
舞花「おっ、ハンバーグだな。」

舞花母「大当たりー!今日はAちゃんにも食べてもらうから頑張っちゃった!」

あ「それは楽しみですー、あ、運びます!!」
舞花母「ありがとねー。」


オシャレなお皿に盛り付けられたハンバーグを運ぶとみんなで椅子に腰をかけた。



「「「いただきます!」」」

あ「!?おいしぃー(*´∀`*)」
舞花「顔、顔ww」
舞花母「ふふ、可愛い顔。嬉しいな、ありがとう。」



*

あ「ごちそうさまでした!」
舞花母「お風呂どうぞ♪」
あ「はーい!」




ガチャ


シャァァアアア……
あ「んふふ、気持ちいいー」


このシャンプーの匂い好きだな、なんか安心する。


お風呂の温度もいつもより少し熱くて疲れがとれる気がする、疲れてなかったけども。





あ「好き、…か。」
いきなり思い出しちゃった。


わからない?本当?
私は徹のこと……どう思ってる?


あ「やーめた、あがろ」


パジャマに着替え、髪を乾かした後リビングに向かった。



あ「あがりましたー。」
舞花「じゃ、私入るから先部屋いっててちちょー」
あ「あーい」



暇だし漫画見てよっと
あ「かりまーす」



なんだろコレ、少女漫画?
「好きになるまで、俺あきらめないからな。」


あ「ッ///////」

き、危険だ!!!この漫画!!
なんか同じようなこと言われたような…
「…好きです、貴方のこと」


な、なにいってるの!?好きじゃないでしょ、主人公さん!



…駄目だ、やめよう、




舞花「はいはーい、ただいま」
あ「あ!おかえり?」


舞花「ねぇ、A、及川のこと好き?」
あ「!? それが、よくわからないの…。でも意識しちゃったり、バレーやってるときとか、…かっこいいな、って思ったり…」


自信なさげに声が小さくなっていく


舞花「それ好きなんじゃん。」



あ「…………はい!!?!?」
舞花「まぁまぁ、私も協力するし、安心しなさい!」
あ「安心とかじゃなくて、好き!?」
舞花「かっこいいとか、意識するとかそういうのは好きな人とかに思うことでしょ」




うそ
あ「だって私最初うるさくなるーとか面倒とか思ってたんだよ?」
舞花「最初でしょ。」


あ「…うん。」
舞花「もう眠いし寝よ」
あ「わかった。お休み。」

「そ、っか、…好きだから意識しちゃうんだ、好き…だから…ボフンッ////」な状態→←「好き、じゃないはず、…だって、ねぇ?」な状態



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作者名:赤傘 | 作成日時:2016年1月15日 19時

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