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薔薇side




「終わったぁ」



楽屋に一人。ソファに寝転んでいた


佐藤さんは他のスタッフさんと次の仕事の話し


「彪馬くん………」



ライブを楽屋から見ていた


するとその彪馬くんは一段と輝いていたの。

声が私に向いているように感じ手胸が熱くなった。


バラード曲のBringback


それが一番心にしみた

最後の洸希くんの歌う


「坂道を下っていく新しい風が吹いた

寂しくて愛しくて君はもういないー」



その歌声とリンクし画面に移されたのは彪馬くん


切ない表情を浮かべていた

私もきっと同じ表情をしているだろう




私はこの時決めた。

彪馬くんが私のことを忘れていても
嫌われていても






好きってことを伝えようって






SUPER★DRAGONのライブが終わった頃には楽屋を飛び出していたんだ





佐藤さんには用事ができたとLINEしておき何も持たず走り出した



もう、君のことしか頭になかった。





早く会いたい早く………早く………





無我夢中で走っていると…




曲がった先には





「彪馬くん……………?」





50メールくらい離れている曲がり角のところに息を荒くした彪馬くんがいた。



「彪馬くん…彪馬くんっ………」




私は走った

彪馬「薔薇!!」




その一言で嫌われている、忘れられているという不安は飛んでいた



彪馬くんは大きな体で私は強く優しく抱きしめてくれた。

私もそれに答えるように優しく抱きしめた




彪馬「薔薇…会いたかった。早く会いたかった。」


「私も彪馬くんに会いたかった…3年間忘れることはなかったんだよ…」



彪馬「3年間俺も忘れられなかった

俺薔薇のこと好きだ。

会いたいのに会えなくて辛かった

だから、忘れようとしたけどやっぱり忘れられなくて」



薔薇「私も彪馬くんのこと好き。

3年前彪馬くんがいなかったら私はもうこの世界にいなかったかもしれない。

私にとって彪馬くんは大切な人だよ」



お互い涙を流してお互いの存在を確かめるように強く優しく抱き合った。




そしてふっと手をほどき、甘いキスをした。




彪馬「ねぇ、さっきは曖昧だったからしっかり言うね?


俺と付き合ってください。」



やっと納まった涙がまた溢れて


「当たり前だよ。

これでNOって言うと思ってんの?笑」



と彪馬に抱きついた



彪馬「ありがとう。俺を選んでくれて……」






「こちらこそっ私を選んでくれてありがとう………」




そして今までのことをたくさん話した

。→←。



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作者名:むらさき | 作成日時:2019年11月17日 22時

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