検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:416 hit

1 *Shori ページ1

「勝利…私達別れよ…」



彼女の奏からの一言。

薄々勘付いてはいた。
奏には俺じゃない好きな人がいることを。



勝「うん。わかった」



でも、なんでだろ。悲しくない。
そんなとこ思った自分が嫌になる…
浜辺でも散歩しよ…



勝「ん?」



浜辺には誰かがいた。

もう20時だけど…。

誰だろ?子供だよね?この町大体顔見知りだから
わかるはずなんだけどな…



誰かさんは水遊びしてる。

水を蹴ったり?



勝「ねぇ」

『え?』


その子が振り向いた瞬間、

潮風が吹いてサラサラの髪の毛が舞い上がる。

吸い込まれそうなグレーの瞳に

透き通るような真っ白い肌、

一瞬にして目を奪われる。


『えーと…?』

勝「え?あ…何してんの?」

『…遊んでる?笑』


彼女はふわりと微笑む。

不意にも少しだけ可愛いと思った…
さっき別れたばっかだぞ……


パシャッ


勝「…冷たっ。っておい。笑」

『んふふっ。さっきの顔より笑ってる方が良いよ?』


さっきの顔って…
別れたばっか、って思ったとき?

え、そんな変な顔してた?


ていうかさ…



勝「めっちゃ濡れたんだけど…笑」

『もっと濡れちゃえ!笑』


パシャッ


勝「…やったな!笑」


パシャッ


『冷たっ!笑
 もう!仕返し!!』


パシャッ


勝「3回目なんですけど〜……?笑」

『めっちゃ濡れてる〜。笑』

勝「笑い事じゃないっての…」

『ふふふっ。…あ、髪の毛――』



“きゃぁっ!”

危なっ!




勝「セ、セーフ……」



っちゃ、セーフなんだけど………

やば……

抱き止めたのは良いものの

顔と顔の距離

わずか5cm。



『あ、ごっごめんなさい!///』

勝「い…や……別に…///」



…。



沈黙。(=_=)




『えと…名前は…?』

勝「…佐藤勝利。君は?」

宇海(うかい)A。佐藤君?はここの人?』

勝「うん。えーと宇海さんは?」

『明日から…華咲高校通う』


一緒だ。


勝「転校生?」

『そうなる。笑
 あ、そろそろ帰るね。あと、Aで良いよ。
 じゃあね!』

勝「…うん」




Aで良いよって…佐藤君って呼んだじゃん…





てか、さっきAに触れたとこが熱い…

ただでさえ暑いのに…

2 *Shori→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:佐藤勝利 , SexyZone   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:那月 | 作成日時:2019年4月3日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。