【銀魂】喧嘩最強系男装女子が拾ったのは子供でした【逆トリップ】

第十九話 あおっち ページ21

『ん...』


目を開けて、すぐさま視界に飛び込んでくるのは見慣れない白い天井


その次に、薬やら消毒液やらの匂いが鼻を刺激した


周りを見渡すと、左はカーテンの様な布の仕切りが閉まっている


右には晋助と神威が俺の寝ているベッドに上半身だけを委ねるようにうつ伏せで寝ていた


頭を撫でようと右腕を動かそうとした


『...っ！』


右肩に鋭い痛みが走り、反射的に右肩を抑える


『あれ、俺...』


思い出そうと色々思考を巡らせていると、左のカーテンがシャッと開き、看護師の人が立っていた


看護師『あっ！五十嵐さん起きましたか？待っててくださいね、今先生を呼んできます！』


看護師は、俺ににこっと微笑みかけると、パタパタと病室を出ていった


『...そーいえば俺、喧嘩してたっけ...それで...おっさんに撃たれて...ボコして...←』


順々に思い出している途中で、病室のドアがガラガラと開き、医者が入ってきた


その後、色々話をして家で安静にしているように言われた


ちなみに今の俺の格好は、動きやすい黒パーカーに、頬には湿布、右足首には包帯が厚く巻かれている


非常に動きにくい


...そうだ


いいことを思いついた俺は、何とかスマホを取り出し、ある人に電話をかけた


2.3コールして、《もしもしぃ〜？》といういつもの気が抜けた声が聞こえた


『もしもし？




・




・




・




あおっち、ちょっと手伝って欲しいこと、あんだけど』

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