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ため息 ページ14
「はあ……あながち間違っちゃいねェが」
ええっ、と一味が声を上げる。
コント集団か？と言うくらいの揃いっぷりだ。
ただ、そういう犯罪の道に逸れた訳ではなく、ちょっと目を離した隙に消えてしまった彼女のことが心配なだけ…な筈だ。
こいつらが聞いてくるもんだから仕方なくこうなった経緯を話した。
ル「そうか…そいつを探せばいいんだな！」
「ああ…そうだ……は？探す？」
ゾ「そいつの特徴は？」
とっ捕まえて連れてくるか、と緑頭が言う。
待て。
何故、そうなる。
別に探せと言った訳ではないだろ、と言うと、いとも簡単に返事をされてしまった。
ル「だってお前、そいつがいねェから元気ねえんだろ！！」
「いやまあ、そうだが…」
やっぱお前ら…
なんやかんや、いいやつだよな。
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作者名：二月生まれじゃないけど如月。 | 作成日時：2020年1月23日 20時
