好き大好き愛してる Ⅱ【短編】 (ページ13)

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つめあとページ13

慎side

慎｢っ、｣

レッスンが終わってから汗ふきシートで体を拭いていたら背中にビリッと小さな痛みが走った

壱｢ん？どしたん｣

慎｢あ、いやなんか背中拭いたら滲みたんですよねなんかなってます？｣

そう言って壱馬さんの方に背中を向ければ
えぁ、あ～なんて言葉を濁す

慎｢え、なんすか？｣

健｢うわ、えっちい背中してんね｣

背中がえっちい…？

壱｢ちょっ健さん言い方！！｣

健太さんの声にみんながわらわらと集まってきて背中を覗かれて
見た後みんなあぁ～なんて声を漏らす

慎｢えっ、まじでなんすか！｣

浦｢写真撮ってやろうか？笑｣

背中は確かな自分では見れないしそれが最善かもと思いお願いすれば
冗談のつもりだったんだけど…なんて言いながら写真を撮りだす翔平さん

浦｢ん、これ｣

慎｢え、何この傷｣

両方の肩甲骨辺りに三本ずつ縦に切り傷のような跡があったが全く記憶にない

健｢知らないフリしなくたってここにいる人はみーーーんな、そういう事してるだろうってことぐらい分かってるよ～笑｣

そういう事…？

背中に引っ掻き傷

あっ、

慎｢ちっ違いますよ！？｣

壱｢え、でもまだ痛いってことは昨日とかにできた傷じゃないん？｣

昨日…

慎｢あぁ、抱き上げた時…？｣

そう言えばAさんが寝落ちてたからベットに運んだとき背中掴まれたっけ

着てたもの薄かったしその時に出来たのか

健｢抱き上げてその後はお楽しみって！？
羨ましいねぇ～！！健太も彼女欲しい～！｣

慎｢だからちがっ『失礼しまーす』

慎｢あぁ…もう、｣

相変わらずタイミング悪い