好き大好き愛してる Ⅱ【短編】 (ページ1)

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マーキングページ1

｢長谷川さんかっこいいよね！｣

｢わかる！あんな彼氏欲しい～！｣

｢連絡先とか交換してくんないかな…｣

｢年下だし押せば行けそうじゃない？｣

｢確かに！頑張ってみようかな～！！｣

こんな会話をしてる所に出くわすこと
前よりもずっと増えた気がする

そりゃ付き合ってることを公表できる立場ではないし仕方ないのもわかってる、

わかってるけど…

『最近まこくんがモテすぎてると思うんですけど

その辺どう思います？』

山｢そのうち綺麗なおねーさんに唆されちゃうかもしれないね？｣

『…………わざと言ってますよね』

山｢あははっ、俺に言うのが悪いやろ～笑｣

割真剣に悩んでるのに遊ばれちゃうし…

『もぉ～、やましょーさん嫌いです～～』

山｢推し変しちゃう？｣

『………………しません、』

山｢律儀！笑｣

悲しいですがサイコパスなところも推しポイントです…
別にMじゃないから自分に被害が及ぶこと自体は好きではないけどね

山｢じゃあたまにはおにーさんがアドバイスしよう｣

『ほんとですか！？』

山｢マーキングでもしてみたら｣

『いや出来ないに決まってるじゃないですか！！
見えるところに付けたら荒れるし見えないところに着けたら意味ないし！！！！』

山｢だれもキスマつけろだなんて言ってないやろ～Aちゃんや～らし～｣

ニヤニヤと笑われてしまい
恥ずかしさが襲う

『えぁ…だ、だってマーキングって、』

山｢人には五感があるんだよ？
何も見せつけることだけがマーキングじゃないでしょ

じゃ頑張ってね～｣

『五感………、あっ！』

たしか今日もバックに入ってた筈

でもいいのかな…、

あ、でも今日風邪気味で鼻詰まってるって言ってたし

まこくんにバレなかったら

いい………かな？