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HS「Aの荷物は大丈夫なの？」
『私は隣の練習室に置きっぱだったから大丈夫だと思う』
HY「私ちょっとマネージャーさん呼んでくるね」
ハヨンオンニは焦った様子で
バタバタと部屋を出て行きソンさんを呼びに行った。
だけど、ハヨンオンニが出て行って1分も経たないうちに練習室の扉が開いた。
JN「ヒョンは？」
練習室に入ってきたのは先程ソンさんを呼びに出て行ったばかりのハヨンオンニ。
ジュニオッパの声に少し動揺しながら顔を上げる。
HY「いや、その…呼びに行こうと思ったんだけど、これが落ちてて。」
そう言って手に持っているものを私たちの方へ
差し出した。
SG「あっ…それ、僕のブレスレット」
オンニの手の中には、銀色のシンプルで高そうな
スングァンオッパのブレスレットが。
SG「どこに落ちてたんですか？」
HY「それが……隣の練習室のドア前に」
JN「え？…隣、って」
ハヨンオンニの口から出た言葉。
その後一斉にゆっくりと私の方に集まる視線。
『わ、私じゃ、ないですよ？』
一気に変な汗が出てくる。
私は何も知らない。
それなのに、みんなが私を見る目はすごく冷たくて。
HY「…一旦、荷物確認しに行ってみたら？」
そうだ…
そうだよ。
確認して私じゃないってことを証明しなくちゃ。
そう心では思っているのに、
何故か隣の部屋に行くのが不安で。
自分の荷物を確認するのが怖くて。
こういう時に限って
臆病で弱気な自分が出すぎてしまう。
だけど、こんなに焦っている姿でさえ
周りからすると疑わしく思われてしまう。
みんなの鋭い視線が、怖くて恐ろしくて
その圧から私は逃げ出したくなってしまう。
そう思えば思うほど私は俯くことしか出来なくて。
そんな、俯いた視界の端に人影がうつった。
それを辿って視線をあげれば、
HS「…大丈夫だよ。俺もついてるから」
ゆっくりと優しく手を握ってくれる
ホシオッパの姿。
小さな声で囁きかけてくれた言葉は
今の私の心の支えだった。
ふんわりと微笑みを向けてくれるホシオッパに
ありがとうという意味も込めて
私は小さくコクっと頷いた。
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ままむ - ふわぁぁ...読むのが辛くなってきた(> <;)主人公ちゃんよ、報われてくれ (2020年9月25日 14時) (
レス) id: 225d866bfd (このIDを非表示/違反報告)
ぴーよ(プロフ) - なんか読んでる自分でさえこんなに悲しいのに、この中の自分の気持ちを考えると涙が止まりません...いいお話を本当にありがとうございます。徹夜してでも読み終えます！(笑) (2020年8月16日 4時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
みみた(プロフ) - ついに2が辛辣なままだ終わってしまった…！主人公が早く幸せになりますように…！ (2020年5月29日 4時) (レス) id: da72a115e8 (このIDを非表示/違反報告)
らじもん(プロフ) - さくさん» 楽しみにしてくださり本当にありがとうございます！読者様のコメントやお言葉が物凄く力になっています。心から感謝ばかりです！本当にありがとうございます。 (2020年5月29日 0時) (レス) id: a99a5b21b6 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 更新をいつも楽しみにしています！！主人公が幸せになってくれることを読む度に強く思います！これからも頑張ってください！ (2020年5月28日 23時) (レス) id: 2e5a0ff5bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らじもん
x他1人 | 作成日時：2020年5月5日 19時
