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俺たちがAを見つけると
Aは俺らの顔を見ては「ごめん」と言い。
ヒョンがごめんなんていらないと言えば
またもAは「ごめんなさい」と言う。
HS「いい加減にして、A。
なんでこんなとこに居たのって聞いてるじゃん。」
ホシはAの肩に手を置き
覗き込むようにしてAを見る。
・
・
『お願いだから、今は何も聞かないで…』
無理に絞り出したような震えた声。
でも、震えていたのは声だけじゃなく
ホシの手が乗っている肩も小刻みに揺れている。
「A。」
俺の声は確実に届いているはずなのに
Aはホシの手を払い除け足早にドアの方と向かう。
「A…！」
俺は痺れを切らし
Aがドアノブに手をかける前に
その手を思いっきり掴んだ。
『…っ！』
びっくりしたように振り向いたAの顔は
先程とは違う、恐怖に怯えたような表情をしていた。
それと共に勢いよく掴んだAの手は
これでもかと言うほどに震えている。
JH「ウジやめろ！！ダメだ！」
珍しくヒョンが血相を変えた様子で
俺の手からAの手を離す。
当の本人であるAは、少し息苦しそうにして後ずさる。
『っはぁ…はぁ、っ』
俺とホシはよく分からないこの状況に
頭があまり追いつかない。
ただヒョンだけは、Aを優しく擦りながら
「大丈夫。A、大丈夫だから」
と、何度も繰り返している。
少ししてやっと呼吸が安定し
今はもう大丈夫みたいだ。
その後俺たちは、今回クローゼットの中にいたことに関して
Aに全く触れておらず
Aのあの様子についても何事も無かったかのようになった。
夜にはVLIVEすることになり
Carat達からはなんで昨日しなかったのかと
たくさんの疑問を寄せられたが
仕事の関係でどうしても出来なかったということで丸く収まった。
・
・
今では大後悔しているよ。
あの時、無理にでもAから事情を聞いて
ちゃんとAのことを知ってれば良かったって。
今考えれば、あの時の俺たちは
Aのこと
知らなさすぎていたんだもん。
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ままむ - ふわぁぁ...読むのが辛くなってきた(> <;)主人公ちゃんよ、報われてくれ (2020年9月25日 14時) (
レス) id: 225d866bfd (このIDを非表示/違反報告)
ぴーよ(プロフ) - なんか読んでる自分でさえこんなに悲しいのに、この中の自分の気持ちを考えると涙が止まりません...いいお話を本当にありがとうございます。徹夜してでも読み終えます！(笑) (2020年8月16日 4時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
みみた(プロフ) - ついに2が辛辣なままだ終わってしまった…！主人公が早く幸せになりますように…！ (2020年5月29日 4時) (レス) id: da72a115e8 (このIDを非表示/違反報告)
らじもん(プロフ) - さくさん» 楽しみにしてくださり本当にありがとうございます！読者様のコメントやお言葉が物凄く力になっています。心から感謝ばかりです！本当にありがとうございます。 (2020年5月29日 0時) (レス) id: a99a5b21b6 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 更新をいつも楽しみにしています！！主人公が幸せになってくれることを読む度に強く思います！これからも頑張ってください！ (2020年5月28日 23時) (レス) id: 2e5a0ff5bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らじもん
x他1人 | 作成日時：2020年5月5日 19時
