【オリジナル/BL】悪魔の翼 (ページ41)

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五本の柱 part2 ページ41

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「んっ、やぁあっ……！」
　爪先に力が入る。自分を見失いそうな感覚に抑えられない声が何度も上がる。内側の一点を擦りあげられるのは酷くよかった。これは快楽なのだ。前後不覚になりそうなほどの、どうしようもない快楽だ。
　そう認識した瞬間に――ユウのなかで、何かが壊れたような、気がした。
「あぁぁ……ッ」
「ユウちゃん？」
「ぁ、あっ、ん、はぁっ……ッ、あ……っ」
「なあに、自分から腰振るの？」
　アイリの上に座らされたまま腰を揺らせば、ぞくぞくとした快感が肌を撫でていく。それがたまらなく気持ちよくて、もっと欲しくて腰を振った。そんなユウにニヤリと笑いながら腰を強く打ち付けられ、背筋をしならせて喘いでしまう。
「ねぇユウ、楽しそうじゃん。そんなに気持ちいいの？」
「ぃ、い、そこ……、きもちい、っぁ……！」
「ッはは！そんなにいいんだ。いやらしい奴っ」
　深く埋まったまま奥をかき混ぜられ、息が詰まりひゅ、と喉が鳴った。反射的に逃げる腰を掴みいいところを押しつぶすそれに視界が眩んで、無意識に中が収縮した。
「っあ、ア、も、ぅ、い……ッ！」
　身に覚えのある感覚が身体を走って、そうして。

　やがてまた、混沌としたまま何もわからなくなった。

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